今年度のアカデミー賞で撮影賞(ロジャー・ディーキンス)、録音賞、視覚効果賞の3部門で受賞した映画「1917 命をかけた伝令」(公開中)で、サム・メンデス監督や主演キャストらが本作への思いを語った特別映像が解禁された。
若き兵士たちが困難なミッションに立ち向かう姿を臨場感たっぷりに描いた本作は、さらに見る人たちを物語への究極の没入感へ導き、登場人物たちの行動や心情を体感してもらうために”ワンカット映像”という画期的な撮影方法を全編に採用。
全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる「ワンシーン ワンカット」は、登場人物の感情や臨場感を表現する“長回し”として多くの監督がその手法を取り入れてきた。
サム監督は、「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした。特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした。自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」と語っている。
アカデミー賞に輝いた「アメリカン・ビューティー」や「007スペクター」などを手掛けたサム監督、「ブレードランナー 2049」で同じくオスカーを獲得したロジャー・ディーキンスをはじめとする巨匠たちが生み出した画期的な撮影技法と演出が高く評価され、今年度のアカデミー賞では撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門で受賞。
期待が高まる中、遂に日本でも待望の公開を迎えた。そして今回、そんな異次元の没入体験を生み出したサム監督、ロジャー、主演のジョージ・マッケイとディーン=チャールズ・チャップマンらが、本作に込めた思いや見どころについて熱弁する特別映像が解禁。
約11分間に及ぶ本映像では、第一次世界大戦を体験した祖父の話をきっかけに初の脚本執筆に挑んだというサム監督による本作の題材・ストーリー、そしてワンカット撮影という技法を選んだ思いについて明かすところから始まる。
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