テレビ朝日系で、11年7月クールの“金曜ナイト枠”で放送されるドラマが、黒木メイサと多部未華子がダブル主演を務める刑事ドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」に決定した。“身体”と“知性”を武器にする対照的な2人のヒロインが、衝突を繰り返しながら謎の殺人者・ジウを追い詰める姿を描く。
同ドラマは、ベストセラー作家・誉田哲也氏の同名小説「ジウ」シリーズが原作。'05年にノベルス版で発売され、'08年に文庫化されるや「新たな警察小説の誕生」と大反響を呼び、数多くのメディアから映像化のオファーが殺到した人気シリーズ。卓越した身体能力と戦闘本能でためらいなく人を殺せる、警視庁特殊犯捜査係・突入班所属の刑事・伊崎基子(黒木)と、警察組織には似つかわしくないほど普通の女性で、警視庁特殊犯捜査係・交渉班所属の刑事・門倉美咲(多部)という2人の対照的な若き女性刑事が、警察史上に残る連続犯罪事件の首謀者・ジウを追い詰める新感覚の刑事ドラマ。なお、ジウ役は日本人ではなく海外で活躍する人気アーティストが起用される予定だ。ほか、基子の周囲によく現れる謎の男性・雨宮役で城田優、殺人班第三係主任・東役で北村有起哉が出演する。
基子役の黒木は「話に引き込まれ原作を一気に読んでしまいました。裏切り、信頼、愛、駆け引き、この作品で人として、役者として、一つ磨きをかけられるよう全力で体当たりして挑みたいと思います」と意気込みを語った。
美咲役の多部は「シリアスかつハードボイルドな内容なので、撮影前からとてもドキドキしています。美咲と基子という対照的な2人の心の動きが、観てくださる方に伝わるように、丁寧に演じられたらと思います。視聴者の皆さまを良い意味で裏切れるように、だけど、裏切らないように精一杯演じていきたいと思っています」とアピールした。
また、テレビ朝日の内山聖子ゼネラルプロデューサーは「黒木メイサと多部未華子という奇跡のダブルヒロインが、警察ドラマに新しい風を吹かせてくれることになりました。白と黒、両方がないと、成り立たないヒロインとして、2人以外には考えられませんでした」とダブルヒロインの活躍に期待を込めた。
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