SUPER BEAVER、結成15年の集大成ツアーファイナルを放送! 「“生きてて良かった”と思わせてくれた、あなたの“生きてて良かった”になりたい」

2020/02/19 16:19 配信

音楽

【写真を見る】渋谷龍太は、「目の前にあなたがいてくれるというこの事実は、俺たちにとってはかけがえのない宝物です」とファンへの感謝を写真/青木カズロー


中盤のMCでは、渋谷が「歌う理由、音楽をやる理由は俺たちにはすごくたくさんありました。どうしても叶えたいものがあるのなら、続けてないことには意味をなさないな、と思うようになりました」と15年続けてきた実感を吐露。

そして、「目の前にあなたがいてくれるというこの事実は、俺たちにとってはかけがえのない宝物です」とファンに感謝の思いも伝えた。その言葉を受けての「まわる、まわる」は、いつも以上に歌詞に込められたメッセージが深く心に突き刺さった。

「あなたの下には何がありますか? イスです。せっかくなんで、座ってみませんか?」と観客に着席を促すと、「your song」「人として」をじっくりと聴かせた。

“その場所でしか流せない音楽をやらないと意味がない。いろんな音の形を聴いてほしい”という渋谷。大合唱するのも楽しいが、イスに座って、歌声と歌詞と曲が織りなすサウンドを堪能するのもアリーナでの楽しみ方の一つだと改めて感じさせてくれた。

アリーナもスタンドも着席して、彼らの楽曲に耳を傾ける場面も写真/青木カズロー


「2階!」「1階!」「アリーナ!」「代々木!」と呼びかけて、アリーナの広い空間を実感した後、ライブは後半戦へ。「歓びの明日に」から始まり、「予感」「27」へと続き、ライブハウスのノリで熱いパフォーマンスを展開。「東京流星群」「嬉しい涙」では、シンガロングが会場に響き渡る。

そして、「“生きてて良かった”と思わせてくれた、あなたの“生きてて良かった”になりたいです。そうやって繋がれていることが何よりも宝物です。財産です。それしか持ってません。

地に足つけて精進して、バチバチかっこいいバンドマンやってきますんで、安心してついてきてください」とメッセージを投げかけ、「全部」「美しい日」で本編を締めくくった。

15年かけて築き上げてきた自身のスタイルを、アリーナという大きな会場でもいつもと変わらない熱量で届けてたSUPER BEAVER。ライブの模様を放送でたっぷりと楽しもう。

結成15年の集大成となる充実のセットリストを展開したSUPER BEAVER写真/日吉“JP”純平

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