草なぎ剛が“ウイ”を演じた日々を振り返る「いろんな自分に出会える醍醐味を存分に味わった日々でした」【連載コラム】

2020/02/22 00:00 配信

芸能一般

草なぎ剛に舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の日々を振り返ってもらった撮影=諸永恒夫


月刊ザテレビジョンで連載中の「草なぎ剛のお気楽大好き!」。4月号では、舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」を終えたばかりの草なぎ剛に、舞台の日々を振り返ってもらいました。また、開催が近づいた「NAKAMA to MEETING vol.2」についての話も。

そのときの自分しか出し得ない感情があって、そのときだけのウイが出るんだよ(草なぎ)


「アルトゥロ・ウイの興隆」が終わりました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。今は少しゆっくり、(愛犬の)クルミと散歩したり、日常に戻ってます。舞台中コーヒーをブラックで飲んでたら、カフェラテ飲めなくなっちゃった。もう一生分飲んだのかもしれない。あんな好きだったのに、体質変わったんだね。

そう、舞台…終わったなぁ。楽しかったです。幸せなことにチーム感がすごく出来上がってきてて、別れ難いというか…。大体舞台が終わると「再演やりたいね」とか、テレビ番組が終わったときの「また同じメンバーでやりましょう」みたいな、お約束の言葉があるじゃないですか。

でも、このチームは言葉だけじゃないんです。千秋楽が終わっても、明日もまたここでやりたい、みたいな感じをみんなが本当に思ってる。この作品が好きで、音楽にしても役者にしても一人一人全力を尽くした感があって、それをお客さんも受け止めてすごく喜んでくれた。僕にとっても大事な作品になったので、もしかしてまたやれるのかな、やれたらいいなって…どうだろね。

ただ振り返ると楽しいだけじゃなくて。稽古は本当にツラかった。まあ稽古がツラいのは当たり前で。「さんざん歌って踊った後、息が上がらずすぐセリフを言う剛くんはすごいね」なんて言ってもらえたけど、本当は息上がってるの。それを稽古でやってるうちに体が慣れて耐えられるようになった。

(小林)勝也さんに演説の手ほどきを受けるシーンの直前がまさにそれで、あそこの疲れ具合でその日の自分のコンディションを測っていた感じ。もう家に帰ろうかと思うくらい実は毎回キツい(笑)。

関連人物