――それぞれ一番印象に残った訓練を教えてください。
竹内「もちろんチロリアンです。もう全然辿り着かない(笑)。本当にあれは途中でギブアップしたかったです。それと放水訓練も楽しくて印象に残りました。テンパり過ぎて早く回しちゃったから水がすごい噴射しちゃって(笑)、周りに飛び散りまくって素敵な虹を見ることができましたね」
笠原「自分たちが訓練している合間に本物の消防士さんの訓練を見学させていただいて、それが毒物を扱った大規模災害を想定した本格的な訓練で、まさにプロの仕事だなと思い、見ているだけで圧倒されました」
伊勢「私は煙中訓練が印象に残りました。訓練で使用する煙は害がありませんが、これが害のある本当の煙だったらって考えたら、すごく怖くなりました」
室田「私も煙中体験です。小学校の時に体験した訓練とはレベルがはるかに違っていて、マジで前が見えないんです。私たちはまだうっすらと明るい中でやらせていただいたんですけど、普段の訓練は暗い中でやっていると聞いて、そんな暗い中だと絶対できないと思いました。本当の火事だったら周りが見えないし息もできないし、そんな状況になったら何もできないと思いました。実際今回の訓練でも迷ってしまいましたし(笑)」
橋迫「私は放水訓練です。小さい頃、ゲームセンターでこういう感じのものをやったことがありますが、それは的を簡単に狙えるんです。でも、実際の放水は手応えがあり狙いを定めるのが大変で簡単に的を倒せませんでした。本物の放水はすごく難しいんだなと思いました」
上國料「一番印象に残っているのがチロリアンです。自分だけクリアできなかったのが悔しいです(笑)。あれはやっていて本当に死ぬんじゃないかと思ったんですよ。消防士さんに聞いたらあれを毎日10往復やっているそうで、つまり20回ですから、私は毎日20回死を覚悟しなくちゃいけないのかと(笑)。もう本当に怖かった」
佐々木「最後のチロリアンですね。まずはどんなものなのかと思ってYou Tubeで見たんですけど、えっ“スパイダーマン”じゃんって(笑)。今からこれをやるのかと思って怖くなって、消防士さんに“どこの筋肉を使っているんですか?”って質問したら、“どこの筋肉も使ってないよ”って言われました(笑)。でも実際やってみたら腕の筋肉も腹筋も使いますし、何より高さが怖かったんです。やっている最中はずっと空を見ていたんですけど、それは今まで見たことがない光景でした。とても緊張したけど楽しかったです」
船木「チロリアンも印象に残りましたが煙中体験ですね。小学校の時にも経験しましたが、あんな本格的なのは初めてでした。今回は体験ということで電気もついていて案内してくださる方もいたんですが、それでも怖かったです。実際の現場だと緊迫感も全然違うだろうし、改めて消防士さんはすごいなと思いました」
川村「チロリアンですね。私はクライミングをやったことがあって、一人で頂上まで行ったんですよ。だから登るのは得意なので大丈夫かなと思っていたんですけど、こう反対を向くじゃないですか、それの感覚に慣れなくて苦戦しました。それが悔しかったのでまたやりたいです。もう毎日やってもいいくらいで、私的には毎日やっても苦にならないです(笑)」
太田「私もチロリアンです。私は水泳を習っているので軽くいけるんじゃないかと思ったんですけど、最後の鈴ちゃんのあの速さを見て、私もっとできるべ(笑)って悔しかったんです。ですからもう一度チャレンジしたいという強い思いがあります」
さて、消防士に一番向いていないのは誰か、インタビュー後編をお楽しみに。
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