また、黒板アートで描かれている桜の花が咲き誇る道について、佐藤は「これは富岡町の桜ですね」と劇中にも出てくるシーンに思いをはせる。
すると、「東京電力女子サッカー部マリーゼ」時代には福島第一原発で働いており、劇中で渡辺謙が演じている吉田氏が当時の上司であったという丸山は「私、ここでよく吉田(昌郎)さんとお花見したんですよ。だから、最後はめちゃくちゃ感動しました」と、元上司である吉田氏とのエピソードを語った。
続けて「私の記憶に吉田さんとの思い出が多くて、やっぱり発電所の中で働いていた時に、サッカーのこともすごく応援してくれたり、発電所を出てからもすごく応援してくれていたので、今回の映画を見て、渡辺謙さんが本当に吉田さんに見えました」と言うと、佐藤は「謙さんに伝えておきます」とうれしそうに受け止めていた。
最後に佐藤は「本当に今、世の中も大変な状況ですけど、映画を見られた方が10人いれば十人十色、いろいろな思いを持ち帰って。この映画を見て劇場の外を出たら、街を行く往来の人々を見て、車を見て、町の明かりを見て、いろんなことを感じてくれる映画だと思います。本当に今日はありがとうございました」とあいさつし、イベントは終了した。
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