三池崇史監督、窪田正孝との“出会い”秘話明かす「ドアから入ってきた瞬間ホッとした。『主人公がいた』」

2020/02/26 05:10 配信

映画

三池崇史監督が窪田正孝との“出会い”エピソードを語った

劇場公開の映画への思い


また、新型コロナウイルス感染症が蔓延している中、劇場用映画のリスクとストリーミング映画の可能性についての質問が飛ぶ場面も。

これについて、三池監督は「未知なるウィルスに対してはデリケートな問題だし、みんながビジネスを超えて対応していかなければならないことは感じています。それはいずれ何らかの形で克服していかなければならない。

劇場という興行の形を変えて、より個人で安全に、他人と関わらず自分の家で楽しめるネットの作品も否定はしていし、そういう楽しみ方もあると思う。

ただ、われわれは映画館でいろいろな登場人物を見て、時には周りのみんなと同じところで笑ったり泣いたりしながら、時には自分とあと何人かしかいないガラガラの環境で見た映画、その環境そのものと、劇場の匂いが自分にとっては“映画のプラス”になっているんですよね」と熱く語る。

さらに「ですから自分としては劇場というのは必要な空間であると。でも、自分も配信の会員になって、ちゃっかり見るべきものは見ているし(笑)、またネットのパーソナルに配信されてくる自分の作品を見た感触というのも、今まで劇場で見たものや、DVDで見たものとはまた違った感触がある。

多様化していく、どんどん、もっと僕らが考えている以上にこれからどんどん映画は変化していく。その中の一つで、劇場で見るというのはいつまでも残ってほしいなというふうに思っています」と“劇場映画”への思いを語った。

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