クリス・サンダース監督が初の実写で直面した壁とは?<野性の呼び声>

2020/02/26 07:00 配信

映画

2月28日(金)に公開のハリソン・フォード主演の最新作「野性の呼び声」(C)2020 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

ハリソン・フォード主演の最新作「野性の呼び声」が、2月28日(金)に公開。同作はアメリカを代表する作家、ジャック・ロンドンの世界的名作冒険小説を基に、地図にない地を目指し旅するソーントン(ハリソン・フォード)と名犬バックの出会い、そして言葉の壁を超えた友情と冒険を描く。

今回、本作の監督を務めたディズニーの名クリエイター、クリス・サンダース監督が、自身初となる実写化でこれまでにないチャレンジを明らかにした。

クリス監督は、ディズニー・アニメーション「ライオン・キング」(1994年)や「美女と野獣」(1991年)など、数々の名作を生み出してきた。それらの作品に登場する動物たちや野獣は人間の言葉を話し、キャラクターの感情が観客にもストレートに伝わってきた。

一方、本作の主人公ソーントンと冒険を共にする名犬バックや、劇中の動物たちは一切言葉を話さない。この言葉なしでバックの感情を伝えるという試練に、クリス監督は「バックが人間たちと一緒にいるときは、彼の演技は少し小さく抑え気味になります。一方、バックが狼たちや他の犬たちと一緒にいるときは、演技が大きくなっています」と、バックの演技に微妙な温度差をつけたことを明かす。