――今回、ハロー!プロジェクトの先輩の矢島舞美さんとは久しぶりの共演になりますね。
矢島さんとは事務所が一緒で、卒業してからも顔を合わせる機会があり、何度も話をさせていただいていたので、先輩を前にして緊張でがちがちという感じではなく、すごくやりやすくて楽しかったです。
――現役の頃は矢島さんをどういうふうに見ていましたか?
私がハロプロに入った頃、℃-uteさんは憧れのグループで、矢島さんはもう雲の上の存在でした。追いつけ追い越せという感じで目指すべきところでもありました。ですからこうして2人で番組の司会をさせていただけるなんて、あの頃の自分じゃ信じられないですし、本当に感謝ですね。
――矢島さんはどんな先輩でしたか?
最初の頃から雰囲気が変わっていなくて、ずっと優しくしてくださる先輩です。
――高校生のダンスを見た感想をお聞かせください。
高校生たちが3年という短い期間に、真っすぐがむしゃらになって一つのことに情熱を注いでいくあの感じがすごく好きです。キラキラしてるじゃないですか。私は高校野球の番組を見て泣いちゃうぐらいなので、そういう場面を今日も近くで見て、本人たちから直接、話も聞くことが出来て、刺激を受けました。そして、この時代の輝きみたいなものって失いたくないなって思いました。
――そういうキラキラした時代は工藤さんにもあったんじゃないですか?
“モーニング娘。”として活動してきた時間は、みんなで目指すものを見つけて、それをクリアしたらまた次って感じで頑張ることができました。時にはチーム編成が変わることもありましたが、それでも今この瞬間、自分たちは勝ちにいかなきゃいけないって思う時とかは一致団結して一つになることができました。ですから、今回の高校生たちを見て、私が経験してきた現役時代と似ているなと思ったりもしました。
――重なる部分はありますよね。
ありますね。それに年齢も2歳位しか離れてないので(笑)。同じ学校の1年生と3年生だったら被っていてもおかしくないですよね。
――KIDSダンサーとのふれあいも楽しそうでしたね。
未来のある、将来性のある子たちが頑張ってほしいと心から思いました。もちろん運も実力のうちって言いますし、ああやって小さい頃からこつこつとやってきたことが大人になると現実を突きつけられて実を結んでいかない時ってあると思うんですけど、やっぱり才能もあって努力している子たちが報われる世界であってほしいですよね。
――もう親目線で見ていましたね。
もう親みたいな気持ちでした(笑)。自分も小さい頃から芸能界でいろんな経験をして悔しい思いもいっぱいしてきたし、どうにもならない壁にも当たってきて、そういう経験があったからこそ、よりそう感じたのかなと思います。
――今はダンスに対する世間の見方もだいぶ変わってきて、ストリートダンスもより注目されていると思われますが。
そうですね。ちょっと前のダンスの大会って、高校生のダンス部がかなり少なくて参加校が少なかったイメージがあったんですけど、ここ数年でがらっと変わったなという印象です。
テレビでも今回の番組のようにダンス部を取り上げたりして、もっともっとダンスという文化が広まって、いろんな世代に親しんでもらえるようになればいいなと思いました。
――久しぶりに“モーニング娘。”の曲を踊っていましたが、いかがでしたか?
ちゃんと踊れるかな?とか、忘れてないかな?っていう不安がありました(笑)。
――ちゃんと踊れていましたね。
なんとか踊ることができて良かったです(笑)。最近はなかなか現役の頃の曲を踊る機会がなかったので、そういう意味ではありがたかったです。
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