ドラマの中に空気のように存在するエキストラ。そんな彼ら彼女らにスポットライトをあてた異色のオムニバスドラマ「エ・キ・ス・ト・ラ!!!」(毎週木曜夜0:55-1:25、カンテレ)の第7話が、2月27日(木)に放送される。
第7話のゲスト主人公は、ベテラン俳優・渡辺哲。70歳にしてドラマデビューを果たした“おじいちゃんエキストラ”阿久津仙吉を演じる。演技経験などまるでない素人だったが、着実に経験を重ね、気がつけば“死体役エキストラ”としてドラマの現場で厚い信頼を得る存在となった阿久津。そんな彼にある日、死体ではない役が舞い込むというストーリーだ。
撮影を終えた渡辺は、阿久津について「何のてらいもなく自然体で生きている人」と評した。また演じるうえでは「エキストラに真剣に取り組む姿勢、阿久津の不器用さ」を意識したそう。
さらに“エキストラ”についての思い出を聞かれると、「刑事のエキストラをいつもやられている方がいて、細かい演技を他のエキストラに教えていました。プロのエキストラという感じで芝居をしていても頼もしかった」と話してくれた。
最後に自身についての見どころを聞くと「死体を演じるシーンの呼吸の苦しさ(笑)」とアピール。ドラマの終盤、死体役ではないヤクザの親分を演じることになった阿久津が1シーンを長回しで撮影する場面で、ベテラン俳優である渡辺ならではのすごみが発揮されている。緊張感漂う中で撮影されたクライマックスシーンにも注目だ。
カットがかかるまでピクリとも動かず、死体役を熱演するエキストラは御年70歳の阿久津仙吉(渡辺哲)。定年退職後にボケ防止と趣味を兼ねてエキストラの仕事を始め、ドラマデビューを果たした。しかし、演技の経験もない素人のおじいちゃんに回ってくるのは、ただ黙って寝ていればいいだけの死体の役ばかり。気がつけば、死んでいる役を数々こなす“死体役エキストラ”として、現場の厚い信頼を得る存在となっていた。
そんなある日、阿久津に“死体ではない役”が舞い込んだ!しかも、ヤクザの親分の役でセリフもあるという。初めての大役に喜ぶ阿久津だが、本番に向けて緊張は高まるばかり。仲良しの友達と3人で毎日練習を重ね、いざ撮影に挑むが…。
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