元BiSアヤ・エイトプリンス、複数の事務所からオファーもフリーを選んだ理由を語る<Interview>

2020/02/28 21:00 配信

芸能一般 インタビュー

【写真を見る】アヤ・エイトプリンス初のビジュアルブックはかわいい系と格好良い系の2冊を同時に発売(C)株式会社アニメストリート


自信が持てる作品に仕上がった


――無事にリリースし、少し時間がたちましたが、反響はいかがですか?

喜んでいただけているという感触はありますね。コメントやTwitter、そして実際に会った方々からお褒めの言葉を言っていただけました。

さらに「このショットが好き」などありがたいお言葉も頂けて。私だけの力じゃなく、ここまで皆さんと頑張ってこれたからこそ、皆さんと共に喜べたことは本当にうれしかったですし、頑張って良かったと思いました。何よりホッとしましたね。受け入れてもらえて本当に良かった。

――ソロで活動すると、きっとやること一つ一つの反応が怖いですよね。

本当そうなんです! ずっと怖くて…。「そんなに良い物じゃない」みたいな反応だったらどうしようと思うことが何度もありましたからね。これはビジュアルブックだけじゃなく、グッズのデザイン、曲の雰囲気や歌詞など曲の評価もそうですね。

ただ、その中でも今回のビジュアルブックに関しては、自信が持てる作品に仕上がりました。

――2冊に分けたのはアヤさんの要望ですか?

お話を頂いた時に、いろいろご提案いただいたのですが、その中に2冊に分ける案が出て、「できるなら2冊に分けたいです」とお願いして決まりました。2冊に分ける上でどのように対比させるか考え、そしてかわいい系と格好良い系を別々で、しっかりと振り切れるように作ろうと考えました。

本当に良い写真集になりました。すごくありがたいですし、うれしいです。

――撮影で大変だったことはありますか?

一番は準備が大変でした。私は元々ファッションにそこまで詳しくなかったので、雑誌を見たり、スタイリストさんに聞いたりしていました。今まで経験のないことでしたし、必要な衣装を決めてから自分で集めたので、撮影準備が一番大変でしたね。

――衣装を集めたんですか?

そうです。ニューヨークなど海外から取り寄せることもしましたね。海外のサイトでドレスのような衣装を頼んだんですけど、到着に二週間くらいかかる物もあって(笑)。

撮影予定日に間に合わない可能性もあったので、あらかじめ「衣装が届かなかったら、申し訳ないんですが日程を組み直していただけないですか」とお伝えしました。それで結局、一週間ずらしてもらうという事件がありましたね。

――ただ、自ら衣装を集めようとする姿勢は素晴らしいですね。

やるからには自分が着たい衣装を着て、全ページ載せたいという思いがあったんです。だからこの際、海外からでも買っちゃおうと決心しました。

ゼロから物を作り上げるという経験


――昔から全てきっちりと計画をして、あらかじめ勉強して…という性格だったのですか?

どうなんだろ…。今回に関しては、特に良い作品にしたいという気持ちが強かったんですよね。だから、スタイリストさんに全てお任せにせず、自分で衣装、メーク、ヘアアレンジなどもやることによって、自分のイメージを反映させて表現しつつ、理想的な、より良い作品を目指すと常に考えていました。

だから、撮影中もできるだけスタッフさんと相談して、撮影して、私が持っているイメージを写し出せるように動いていただきました。

逆に、私が持っていない感性をヘアメークさん、衣装さん、カメラマンさんから頂くことで、インスピレーションを増やしながら、お互いに齟齬(そご)が生まれないようにしましたね。私にないイメージを、スタッフさんから頂けたこともかなりプラスに働きました。

――その意識はソロでやり始めたからこそ芽生えたのかもしれないですね。

確かにそうかもしれないです。それはこのビジュアルブックの制作を通して体感しました。何も決められていない、ゼロからのスタートで物を作り上げることは貴重な経験です。

ソロになってから全てにおいてゼロからのスタートなので、レールを作っていかなきゃいけない。だからこそ一個一個に熱を入れたかったんです。このビジュアルブックはそれに初めて挑みました。

このビジュアルブックは、スタッフさんに「全てが印象強くて、思い出に残る撮影だった」と言っていただけたので、本当にやって良かったと思いました。

――関係者の方からの評価も高かったです。

ありがたいお話ですが、私は全然まだまだなので…。もっと精進しないといけないと思います。