映画“もしドラ”公開! 前田敦子「わたしの青春が詰まった作品です」

2011/06/05 08:00 配信

映画

映画「もしドラ」の初日舞台あいさつに登場した川口春奈、池松壮亮、前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ(写真左から)

映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の初日舞台あいさつが6月4日、都内で行われ、出演者の前田敦子瀬戸康史峯岸みなみ、池松壮亮、川口春奈、田中誠監督が登場した。

同作は、都立程久保高校2年の川島みなみが、入院した親友・宮田夕紀の代わりに、多くの問題を抱える野球部にマネジャーとして入部。野球部を甲子園に連れて行くと宣言したみなみは、間違えて買ってしまったドラッカーの著書「マネジメント」に書かれた企業経営や、組織論の要素を高校野球に応用し、部員たちと甲子園出場を目指す姿を描く。

主人公・川島みなみ役の前田は「初めて主演をやらせていただいた作品が、公開したということは本当にありがたいことなんだと、いま改めて実感しています。こうやっていろいろ経験することで、これもまた一つの青春だなと思いました。この青春映画に出演することもいましかないんだろうなと思ったので、プライベートでは青春というのを送ってこなかった分、わたしの青春が詰まった映画になったんじゃないかなと思います」と思いを語った。

浅野慶一郎役・瀬戸は「今回の作品はコミュニケーションの大切さが伝わったなと思います。夢や欠点など、バラバラな人間が一つの目標に向かって頑張ることで大きなことが成し遂げられるんだなと、勇気や感動などを届けられる作品になったと思います。監督をはじめ、スタッフのみなさんと、真摯に作った作品なので、これから友達や家族にもう一回宣伝してもらい、たくさんの人に見てもらいたいなと思います」とアピールした。

北条文乃を演じた峯岸は「この映画の大事なテーマである”真摯に、ひたむきに”という言葉を文乃だけじゃなく、自分自身にもあてはめてがむしゃらにやってきましたので、きょう公開を迎えることができてうれしいです。ドラッカーの言葉が分かりやすく伝わるようにできているので、頑張ってみようかなと前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです」とコメント。

「映画を通じて学んだこと」を聞かれた瀬戸は「真冬に真夏の設定はきついな。映像で見ても真夏なんですけど、朝は最初、雪かきからスタートしていたんです。スタッフさん以外に出演者たちも一緒に雪かきをしていました。寒くて息が白くなるので、氷を食べて撮影に臨んでいたのはきつかったですし。そこで雪かきなどみんな一緒にすることでチームワークも芽生えてきたんだなと思いました」と撮影時を振り返った。それに続き、前田は「チームワークの大切さや絆ですかね。夢を持っていても一人で叶えられる夢はないんじゃないかと思います。今回は、野球部全員で甲子園を目指すということで、みんながその気持ちになってくれたからこそ、チームワークで甲子園に行けたと思いますし。撮影現場でもスタッフの皆さんたちと良いチームワークがあったからこそ、寒い冬を乗り越えることができたんだと思いますし、人と人とのつながりなど私自身も学ぶことができました」と明かした。