浜辺美波が主演を務める「アリバイ崩し承ります」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)。2月29日放送の第5話ゲスト・板垣瑞生が見せた、狂気を秘めた演技に視聴者から感嘆の声が上がっている。(※以下、ネタバレがあります)
「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位に輝いた、トリックの名手・大山誠一郎による話題作をドラマ化した本作。祖父の跡を継いで時計店を営む主人公・時乃(浜辺)が、“時計店で働く者こそ、時間にまつわるアリバイ崩しに適任”という信念で事件の真相を解明していく。
第5話では、3カ月前に発生し迷宮入りしていた殺人事件のてん末が描かれた。事件が起こった一軒家の庭から白骨化した遺体が発見されたことがきっかけになり、3カ月前の殺人事件の容疑者として白骨遺体の息子・和田英介(板垣)が捜査線上に浮上する。
超難関大学に通う英介は、自作のゲームで友人と盛り上がるなど優秀な頭脳の持ち主。時間の経過と人間の記憶力を利用したアリバイ工作も巧妙で、察時(安田顕)ら捜査一課の面々では歯が立たない。
そんな英介に、時乃は「強敵ですね~。でも、負けませんよ!」と宣戦布告。宣言通り、アリバイを崩すことに成功した。
英介のすごみが発揮されたのは、察時ら捜査一課の面々がアリバイを崩しにやってきたクライマックスシーンでのこと。
時乃に教わった推理をそのままぶつけた察時に英介は、被害者の男が自分の父に対して行った仕打ちを語り、「そんな人間、殺されて当然でしょ」と狂気漂う笑みをのぞかせた。
続けて「でも、古川をだましていたことについては後悔しています。彼は僕の、唯一の親友でしたから…」と、親友をアリバイ工作に使ったことに言及し切なそうに瞳を伏せたかと思うと、ガラリと表情を変え、察時の耳元に「仲間をだますってつらくないですか? すごいですね、あの女の子(時乃)」と楽しそうにささやいた。
そして最後は、勝ち誇ったような笑顔を浮かべ「さ、行きましょうか」と刑事たちを促す余裕も見せ、秘めた狂気を見せつけた。
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