イタリアを代表する俳優のソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが競演し、日本でもヒットを記録した映画「ひまわり」が、2020年に公開50周年を迎えるのを記念し、「ひまわり 50周年HDレストア版」として、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町をはじめとして、5月1日(金)より全国順次公開されることが決定した。
1970年、ハリウッド大作がひしめくなかで公開された本作は、当時イタリア映画としては異例にヒットし、1070年の日本洋画興行ランキングで5位を記録した。それ以来、何度も劇場公開され、映画ファンの心をつかんできた。
イタリア本国でもオリジナルネガが消失しており、ポジフィルムしか存在しない本作は、2011年、2015年に続き、今回3回目の修復を日本で行い、現時点で世界最高の状態となってスクリーンに帰ってくる。
本作品は、ネオ・レアリズモの名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が、たがいに思いながらも、戦争によって引きさかれた夫婦の姿を、ヘンリー・マンシーニによるテーマ曲に乗せて描き出す、悲しき愛の物語だ。
また、本作の公開を記念して、映画秘話はもちろん、クリント・イーストウッドやウディ・アレン、マイク・リー、ケン・ローチなどの監督たちが出演している、ヴィットリオ監督のすべてを描いたドキュメンタリー映画「ヴィットリオ・D」(日本未公開)の本編DVDを、劇場入場者先着1000名にプレゼントすることも発表された。
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