ドラマ初出演で、圧倒的な存在感を放った女優・中井友望とは?<インタビュー>

2020/03/18 06:00 配信

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ドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」で藤ヶ谷太輔演じる須藤壱晴の初恋の人・大島真織を演じた中井友望。撮影=藤本和史

3月22日(月)深夜の放送で最終回となるドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」(毎週月曜夜0:59-1:29ほか、日本テレビほか※Huluでも配信)。藤ヶ谷太輔演じる主人公・須藤壱晴の亡くなった初恋の人:大島真織を演じているのが、20歳の中井友望だ。

「真織は回想シーンで出てくるので、藤ヶ谷さんと2人でのお芝居がほとんど。初のドラマで右も左も分からず不安だったのですが、藤ヶ谷さんが『20歳の子って普段何してるの?』とかフランクに話し掛けてくださったおかげで緊張がほぐれました。すごく感謝しています」

壱晴の秘められた過去が明らかになった第5話では、彼女の切ない表情と存在感のある演技が話題に。

「ちゃんとできていたかな?って心配だったんですが、放送後は知り合いから『良かったよ』って連絡が来たり、インスタグラムのフォロワー数が1000人くらい一気に増えて。反響の大きさを実感しています」

芸能界入りのきっかけは、玉城ティナらを輩出したオーディションプロジェクト「ミスiD」。

「中2のとき、不登校になって家でずっと映画を見ていたんです。そのとき染谷将太さんと二階堂ふみさんの『ヒミズ』(2011年)という作品に出合って、自分と同じ中学生が劇中で必死に生きて戦っている姿に心を打たれて。自分も何かしたい、変わりたいというふうに思って、数年後、オーディションに自ら応募しました」

今も映画が大好きで、レイトショーに一人で足を運ぶこともあるそう。

「もちろん作品を見たいのもあるんですが、夜の映画館に行くのも好きで。人生を映画に救われたので、出る側はもちろん、将来撮る方にも携われたらいいなと思っています」

取材・文=川倉由起子