――ドラマ「新米姉妹のふたりごはん」(2019年、テレビ東京ほか)での主演を経て、今作でも重要な役柄を任されるようになった今、感じることはありますか?
役が大きくなったからというより、私を選んで呼んでくださっているからには「選んで良かった」と思ってもらわなきゃいけないと感じていて。だから誰でもできることではなくて、自分だからこそできる表現をするというというのを意識しています。同世代の子もたくさんいるので、その中でどうやって自分の色を出していくのかを考えていて。やっぱり私はお芝居が好きなので、真摯に向き合っていきたいなと思っています。
――今後、挑戦してみたいことを教えてください
昨年、映画「小さな恋のうた」(2019年)で第41回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞をいただいたんです。このお仕事って正解がないと思うので、賞をいただいたことで改めて誰かに評価してもらえたことが不思議な気持ちです。今までやってきたことを、見てもらえてたんだなと実感して、すごくうれしかったですね。
賞をいただくことが目標というわけではないんですけど、皆さんに「良い作品やお芝居だった」と思っていただけるように、役と向き合っていきたいです。
――自信はついてきましたか?
うーん、どうですかね…。落ち込んだりもしますし(笑)。自分の芝居で完全に満足したことは一度もないですし、多分一生満足できることはないと思います。でも経験とかも関係してくると思うんですよね。そう考えると、まだまだ自信はないですね。マルバツの世界じゃないから難しいんですけど、誰かの大切な作品になれたということがうれしいし、そういう作品を作るのが目標です。
――最後に、個人的に2020年に挑戦したいことは?
10代最後なので、一人旅をしたいです。今までしたことがないので、行ってみたいですね。映画「小さな恋のうた」を沖縄で撮影していたんですけど、その土地の力を感じていたので、改めて一人で行ってみたいなって思っています。
取材・文=横前さやか
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