凝り性がそうさせるのか、もともと器用なのか、2009年には妻レベッカ・ミラーの監督作『50歳の恋愛白書(2009)』に大工スタッフとして参加している。同年のロブ・マーシャル監督作『NINE』(3月11日[水]よる9:00 WOWOWシネマ)ではイタリアなまりの英語を使いこなし、色気たっぷりの歌声も披露。
スティーヴン・スピルバーグ監督作『リンカーン(2012)』(3月12日[木]よる9:00 WOWOWシネマほか)ではアメリカ南部の英語を身につけた。ほかにも撮影中は現代のニュースやプライベートに関する話題を避け、周りに“ミスター・プレジデント”と呼ばせるなどして役に成り切り、この作品で『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)』に続いて3度目のアカデミー賞主演男優賞を受賞。主演賞を3度というのは前人未到の快挙で、いまだ記録は破られていない。
それからまた靴の世界に舞い戻っていた彼は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ファントム・スレッド((2017))』(3月8日[日]よる9:00 WOWOWシネマほか)で再び演技の道に帰ってくる。
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