いつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。
社会の何かおかしいなというようなものの、話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません。
タイトル通りの作品です。シンプルではありますが、さまざまな解釈ができる、そんな映画になる気がします。
撮り終えたときに、「空白」という作品が自分にとってどんな答えをもたらす映画になるのか、それを問い掛けながら撮影に臨みたいと思います。
主演の古田新太さんとは実写では初共演になります。どんな作品においても圧倒的な存在感があり、直球でも変化球でも受け止めてくださる方という印象です。
そんな古田さんと今回、どんなキャッチボールができるのか楽しみでもあり、怖くもあります。自然と湧き起こる繊細な感情を、丁寧に演じていきたいと思います。
最近のゴシップニュースは、まるで魔女狩りかと思わせる。人の不幸で飯を食い、ストレス発散で悪意のコメント。本当腐っている…と言いつつ自分自身も、それを楽しんでいる気もする。
所詮、他人事みたいな想像力のなさがそうさせているのだろう。無感情、無関心の空白な世界。偉そうに世直しするつもりはない。
皆さまと一緒に、少しだけ想像するきっかけになる作品を作れたら幸いです。素晴らしいキャスト、スタッフと共に、空白な世界に何か色をつけられるよう努力します。
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