もうひとりの主役は、新たなパートナーとなったエージェント“J”。ニューヨーク市警の刑事だった彼は第1作で、常識にとらわれない型破りな行動力を認められてスカウトされ、MIBの一員に。
以後、たびたび地球を危機から救う活躍ぶりで、3作目までシリーズの中心としてドラマを牽引してきた。職務には忠実で一生懸命だが、一方ではお調子者で、とにかくよくしゃべるから、寡黙なKとは好対照で、そこが笑いを醸し出す要素となる。
ウィル・スミスは以後、大スターとなり、多くのヒット作に出演しているが、このJ役以上のハマリ役はないといってもいいだろう。
他にも個性的なMIBエージェントが多く登場する。名優リップ・トーンが演じたNY本部長“Z”はKの良き友人、Jの良き上司として、第1&2作で存在感を発揮。
第3作で同ポストに就任した“O”は辛らつなジョークを飛ばす女性エージェントで、『~インターナショナル』にも続投。こちらはアカデミー賞女優エマ・トンプソンが軽やかに演じている。
また、タイムスリップを題材にした第3作では、若き日のKが登場。気難しそうな性格は昔からで、ジョーンズに寄せた演技派ジョシュ・ブローリンの妙演が光った。
またMIBは人間だけでなく、エイリアンも捜査官になれるようで、第2作でJは一時、銀河事情に詳しいパグ犬型のエイリアン“F”とコンビを組まされることもあった。同作にはエージェントに志願する人型エイリアンも登場したが、演じたのは何とマイケル・ジャクソンだ!
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