映画「デッド・ドント・ダイ」アダム・ドライバーのシュールな場面写真が解禁!

2020/03/09 16:06 配信

映画

ジム・ジャームッシュ監督「デッド・ドント・ダイ」で、“スマート”で登場するアダム・ドライバー(C)2019 Image Eleven Productions Inc.All Rights Reserved.

4月3日(金)より東京・TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開される、ジム・ジャームッシュ監督の3年ぶりの最新作「デッド・ドント・ダイ」の新たな場面写真と特別動画が公開された。

「スター・ウォーズ」最新3部作でのカイロ・レン役をはじめ、作品ごとに違う表情をみせ、変幻自在で独特の魅力を放つアダム・ドライバーは、前作「パターソン」(2017年)に続き、再びジャームッシュ監督とタッグを組んだ。

本作では、ビル・マーレイやクロエ・セヴィ二ーらと共に、町に3人しかいない警官のひとり、ピーターソンを演じている。

ライトセーバーをナタに持ち替え、ゾンビに立ち向かう勇ましい警官役、かと思いきや、マッチョながらもひょうひょうとしたゆるいキャラ。「まずい結末になる」が口ぐせで、ゾンビ事件にもたじろがず、メガネの奥の瞳は無表情のまま、冷静に対処する。

実は、前作を撮影中、ドライバーとジャームッシュ監督は、詩人肌で物思いに沈む「パターソン」の主役とは真逆の、暴力的で反社会的なキャラクターが登場する「パターソン」というアクション映画をいつか作ろうと、冗談で言っていたという。

センターヴィルの無表情の巡査に、ドライバーをイメージしながら脚本を書いているとき、ジャームッシュ監督はすぐさま、そのキャラクターにピーターソンという名前をつけたとか。

解禁された場面写真と特別映像は、平和な町で起きた猟奇殺人事件の現場に、超コンパクトな愛車“スマート”で登場するコミカルなシーンを切り取ったもの。カンヌ映画祭のオープニングで上映された際も、このシーンでは会場で笑いが起こった。

なぜか何度も見てしまう中毒性のある“スマート”シーンのみを切り取ったバージョンと、ビル、セレーナ・ゴメスとの共演シーンに加え、ティルダ・スウィントン、クロエの2人がピーターソン巡査について、まさかの女子会トークをくり広げるコミカルなキャラクター動画の2種が公開。

メルセデス・ベンツが発売している「スマート」という車種は、全長約2.5m×全幅1.5mと、とにかく小さく、マイクロコンパクトカーのアイコン的存在だ。身長約190cmのピーターソン巡査の愛車としては、最高のギャップとなっている。