市川海老蔵、十三代目團十郎白猿襲名記念ドラマで織田信長を演じることが決定!

2020/03/10 07:00 配信

ドラマ

市川海老蔵

今夏、市川海老蔵の十三代目市川團十郎白猿襲名を記念した特別企画ドラマ「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)がフジテレビ系で放送される。海老蔵が演じるのは戦国時代の武将・織田信長。

圧倒的不利と言われた織田軍が今川義元の大軍を打ち破り、織田信長を一躍戦国時代の覇者に押し上げた伝説の一戦、“桶狭間の戦い”が題材となっている。海老蔵は今作品が、フジテレビ系ドラマ初主演となる。

織田信長=市川海老蔵


日本史上最も名高い“大逆転劇”ともいわれている1560年の桶狭間の戦い。尾張東部に侵攻した駿河の大大名である今川義元の大軍に対し、尾張の織田信長がわずかな軍勢で今川本陣を強襲し、義元を打ち破った。今作品では、その奇跡の一戦“桶狭間の戦い”をフィーチャーする。

現実的な合理主義者で常に常識を疑い、自分の目と力のみを信じ、全く新しい価値を創造した男・織田信長が、高貴な家柄を尊び、慣習や伝統的価値観の守護者たる大大名であった今川義元を倒したことは、まさに中世から近世への時代の大きな変革の始まりを象徴している。一躍時代の寵児となった信長像は、伝統ある歌舞伎界の中心にありながら、常に変革を求めている海老蔵にも重なる。

織田信長は成田屋の大切な演目


また、織田信長は市川團十郎の屋号である成田屋が、歌舞伎で演じ続けてきた大事な演目でもある。作家・大佛次郎は昭和27年、自身初の歌舞伎脚本として「若き日の信長」を十一世市川團十郎のために書き下ろした。それ以来、成田屋ではこの演目を大切に演じて続けてきた。海老蔵にとっても織田信長は特別に思い入れのあるキャラクターであり、團十郎襲名前にどうしても演じておきたかった作品だという。

海老蔵が織田信長を演じるのはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)以来、自身にとって二度目。また、織田信長の仇となる明智光秀の生涯を描く現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」ではナレーションを務めている。海老蔵がフジテレビ系ドラマに出演するのは、2018年10~12月放送の月9ドラマ「SUITS/スーツ」(10、11話ゲスト出演)以来となる。

5月に十三代目市川團十郎という歌舞伎界の最高名跡を襲名する海老蔵が、型破りな発想と戦術で戦国時代を勝ちぬき、天下統一の基礎を築いた武将・織田信長をどのようなキャラクターに作りあげ、演じていくのか!?新たな市川團十郎としての思いと意気込みを込めた、そして映像作品としては海老蔵の集大成となるであろうこのドラマにご期待いただきたい。

脚本は朝ドラ「なつぞら」の大森寿美男


「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)の脚本を手掛けるのは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019年)、大河ドラマ「風林火山」(2007年)など数々のヒットドラマを世に送り出してきた大森寿美男。演出は、「きらきらひかる」、「フジテレビ開局60周年記念ドラマ 松本清張 砂の器」などを手がけた河毛俊作が担当。撮影は先週末に京都でクランクインしている。

本ドラマにあたって主演の海老蔵からコメントが届いている。