フジテレビでは3月11日(水)昼3時50分から、東日本大震災の検証番組「わ・す・れ・な・い 死者をゼロにする情報とは」を放送する。
これは、フジテレビとNHK、ヤフーが連携して取り組む共同企画「『その時』メディアに何ができるのか」の一環として制作されるもの。
同企画では人々の命を守るため、メディアが連携することで災害報道にもっとできることを探る。フジテレビは今まで20本放送してきた検証番組「わ・す・れ・な・い」シリーズの最新作を公開する。
「わ・す・れ・な・い 死者をゼロにする情報とは」で取り上げるのは、津波で多くの命が失われた岩手・釜石と宮城・山元町。
停電が起こり電話も通じづらいという状況下で、災害情報はどのように人々の避難行動に結びついたのか、当時のNHKの映像やフジテレビ報道映像、新たな証言から検証していく。
また、わずか15mの距離を逃げ遅れてしまった女性の行動を、遺族の証言から追跡。情報が遮断されている中で、人々の生死を分けたものは何だったのか、どのような情報が伝わっていれば女性が助かったのかを考える。
ほか、消防団員や地域住民などから、当時メディアの情報が被災地にどう伝わっていたのかを調査。命を守るために必要な情報とその伝え方を、改めて検証する。
番組は関西テレビ、北海道文化放送、東海テレビ、テレビ新広島などでの同時放送も決定しており、さらに複数の局でも放送が予定されている。
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