真っ赤なワンピース姿でスタジオ入りした綾瀬は、自身の背丈ほどの高さがある巨大な「ジャイアントコーン」が待ち構えるセットに入ると、隣でポーズを取ったり、抱き着いたりする。
そして、気心の知れた撮影スタッフと新CMのストーリーやせりふについて確認を行う中で、「14年ってすごいね〜」とポツリ。「その頃生まれた赤ちゃんが中学生になってるっていうことだもんね〜」と談笑しながら、14年という時間の長さをかみしめていた。
撮影当日、綾瀬が頻繁に発していた言葉は「I'm Ready!」。カメラ位置の変更やトーン違いのセリフの収録が行われるたび、この「I'm Ready!」で準備万端をアピールし、「ジャイアントコーン」を食べるシーンの撮影では監督の指示を待つことなく、「アイス持ってきてくださ〜い」と自らスタッフに声を掛ける積極的な姿も見られた。
終始気合いが入っていた綾瀬は、食べるシーンでガブリと大きくかみすぎてしまい「ほぼ半分食べちゃった」と周囲の笑いを誘いながら撮影に臨んでいた。
強い照明が当たるカメラ前の撮影では、「ジャイアントコーン」のチョコレート表面に霜ができ、やや曇ったように見えてしまうことがしばしばあった。その度にスタッフがブロア(小型の空気ポンプ)で風を当てて霜を取っていたが、そんな姿を見た綾瀬は「『フ〜』したらいいよ!」とひと言。
綾瀬がフ〜っと息を吹きかけると霜は消え、周囲のスタッフから拍手が巻き起こり、スタジオ内のあちこちで「さすが」とささやく声が聞かれた。
イメージキャラクター歴14年目となる綾瀬は、自ら動きを演出する場面が数多く見られた。自らの演出がバッチリ決まった時は、「よっしゃ!」と自信満々の表情を浮かべ、時には、「ちょっと変だったね!」「ちょっと待って、ごめんね!」などと、照れ笑いをする場面も。そんなお茶目な姿が周囲のスタッフの笑いを誘い、撮影は終始和やかな雰囲気だった。
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