福島第一原発の内部を民放ゴールデン帯で初公開<直撃!シンソウ坂上>

2020/03/12 07:00 配信

バラエティー

原子炉建屋の外観(C)フジテレビ


3月12日(木)放送の「直撃!シンソウ坂上」(毎週木曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)では、現在の福島第一原発の内部を民放ゴールデン帯で初公開する。

9年前の3月11日に発生した東日本大震災で、世界最大レベルの原子力事故を起こした福島第一原発。今回は東京電力の全面協力のもと、番組MCの坂上忍が直撃取材する。

坂上が福島第一原発を訪れる


取材のため、まず坂上が向かったのは、東京電力から指定された福島県富岡町。3年前に避難指示が一部解除されたばかりの富岡町で東京電力の担当者と待ち合わせ、坂上は福島第一原発へ。

車で5分ほど走ると、「帰還困難区域」という看板が。「帰還困難区域」とは、人が定住的に住むことのできない立ち入りが制限された区域。そこには、震災当時のままの建物や、人がいなくなった住宅での盗難事件が相次いだためにバリケードが設置された民家などがむき出しのまま残っていた。

原発内部に入るため、完全装備する坂上忍(C)フジテレビ


福島第一原発に到着した坂上は、施設内で原発に入るための厳重な準備を行う。用意されていたのは3足の靴下。担当者によれば、これは放射線に汚染された場合に備え、1足ずつ脱げるようにするための対策。

また、「ホールボディーカウンター」で体内に蓄積されている放射能を測定。事前に測定しておけば、取材後のデータと比較することで、どの程度の放射性物質を体内に取り込んだかが分かるという。さらに、専用ベストを着用すると、被ばく量を測る線量計が手渡される。