“KERA×古田新太”企画の最新作はブラック・コメディー「酷い人間が大勢出てくる芝居になりそう」

2020/03/13 18:00 配信

芸能一般

“KERA×古田新太”企画による最新作「欲望のみ」のビジュアルが公開され、KERAからメッセージが届いた

古田新太が座長、KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が作・演出を務める“KERA×古田”企画の最新作「欲望のみ」が6月、7月に愛知・豊橋、東京、兵庫で上演される。そのビジュアルが公開され、KERAからのコメントも届いた。

これまで、4~5年に1度のペースで上演されてきた“KERA×古田”企画。2016年の「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」まで3作にわたって“ナンセンスの極致”といえる作品を上演してきたが、今回は従来の“ナンセンス3部作”とは異なる“ブラック・コメディー”に挑む。

キャストには古田の他、小池栄子秋山菜津子大東駿介大倉孝二犬山イヌコ山西惇らが顔をそろえている。

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチコメント


古田新太を座長に据えた愉快なチームで、2007年から2016年に掛けて作った3本のデタラメなコメディは、私にとってそれはそれは大切な人生の宝物です。

が、同じメンバーに新たなキャストをジャンジャカ加えた座組でお贈りする新作は、あれらとはまた別種の喜劇。ナンセンス・コメディではありません。

それが良いこととは言いませんが、なにしろ今回はストーリーがあるのです。無理矢理ジャンル分けするなら「ブラック・コメディ」ということになりましょうか。

久々に酷い人間が大勢出てくる芝居になりそうなものの、稽古場での作業は優しく労わり合いながら、丁寧に行いたいものです。

仕上がりについては、多少の不快さを感じさせる代物になる予感は、拭うに拭えません。そうは言っても、きっと今の現実の世の中ほどではないので、よろしくお付き合いのほどを。(チラシコメントより)