こんなときだからこそ、今配信で見られる“SKE48のオススメ劇場公演”を3つ挙げてみた<コラム>

2020/03/13 14:55 配信

アイドル

SKE48(C)2019 Zest,Inc.

名古屋・栄を拠点に活動を行っているアイドルグループ・SKE48。彼女たちは日々、ホームであるSKE48劇場でチーム単位の公演を行っており、「DMM.com」内の「SKE48 LIVE!! ON DEMAND」でライブ配信とオンデマンド配信もされている。

現在は「SKE48 LIVE!! ON DEMAND」月額見放題会員を対象に、「REVIVAL!! ON DEMAND」にて過去の劇場公演のストリーミング配信見放題サービスが、3月31日(火)夜11時59分(予定)まで実施中(※AKB48、NMB48、HKT48、NGT48も同様)。だが、肝心の劇場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館の日々が続いている。

そこで今回は、そんな状況の今だからこそ、「REVIVAL!! ON DEMAND」で見ることができる公演の中から“SKE48のオススメ劇場公演”を3つ挙げてみたいと思う。もちろん、全ての公演を見られているわけではないし、“オススメ”と謳いながらも思い入れによる独断と偏見が多分にあることはご容赦いただきたい。

The Beginning of “ビジネス不仲”


最初に挙げるのは、2013年8月13日 チームKII「シアターの女神」公演。私が初めてSKE48劇場を訪れて観た公演だったのだが、そのMCでひっそりとある事件が起こっていた。

「ロッカー事件」である。

小林亜実が柴田阿弥のロッカーが汚いと暴露したこの一件。その場は何事もなく穏やかにトークが終わったのだが、この後2人は仲はこじれ、仲直り後も“ビジネス不仲”として数々のエピソードを卒業まで残していくことになる。初めて観た公演のMCがまさかこんな展開を見せるとは…という後々の驚きもあり、初めに挙げることにした。

そして余談だが、この記事の内容確認のためにストリーミング配信を見たところ、熊崎晴香がチームKII初アンダーで出ていた公演だということを知り、もう一度驚くことになった。

後藤理沙子と斉藤真木子の“エモ過ぎるハイタッチ”


2つ目は、2015年2月23日 チームS「制服の芽」公演。この時期の公演は同年3月に上演された舞台「AKB49~恋愛禁止条例~」に出演するメンバーが稽古期間中ということで、他チームのメンバーが加わる形で各チームの公演が行われていた。

そんな中、2月23日に劇場のセンターに立ったのは後藤理沙子。長い間“SKE48の秘密兵器”と呼ばれてきた3期生だった。

この公演は現地で直接観たものではないが、アンコールの「12月のカンガルー」披露後に見せた斉藤真木子とのハイタッチは、画面越しでも“エモさ”が伝わってありあまる光景で、まさに劇場で物語が紡がれていく瞬間だった。

同じセトリでも前と違う“劇場公演の面白さ”


最後は2018年11月6日のチームE「SKEフェスティバル」公演。この公演は大学受験で活動を休止していた後藤楽々が帰ってくるということで、取材で訪れたステージだった。

だが、ここで挙げる理由はそこではない。確かに、センターの後藤が戻ってきたことで、後藤不在の間にセンターを務めていた熊崎が、目に見えてギラギラしていたのも印象には残っているが(終演後に本人は特に意識していなかったと言っていたが)、それ以上に井田玲音名のパフォーマンスがその前に劇場で見たとき(※)よりも目を引くものになっていたことに驚かされたのだ。

私が“気付いた”のがたまたまこの公演で、ブレークスルーはもっと前にあったのかもしれない。しかし、同じセットリストでも「前と違う!」「スゴくなってる!」という発見や驚きは劇場公演ならではの面白さの1つで、それを改めて思い知らされたのがこの公演だった。

※「いきなりパンチライン」リリースの際の取材でチームE座談会を行ったのだが、その前に初選抜の佐藤佳穂末永桜花を見ておきたいと2018年5月25日の同公演に足を運んでいた。

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