――今回のプロジェクトに参加したことで、どのような心境の変化や成長を感じましたか?
何だか不思議でした。今回初めて裏側の世界を経験できて、やっぱり女優とは違った目線が必要なんだと感じました。このシーンにはどういうセリフを入れたらとか、この心境だからこういう映像を入れるとか、ちょっとしたことのこだわりなど、視聴者に何かを届けるということは、一つひとつを大事に考えて作っていかなければいけないということを学びました。
――今回、3人にはそれぞれミッションがあったそうですね。竹内さんのミッションと、大変だったことを教えてください。
私には今回、「作詞」というミッションがありましたが、クランクインしてキャラをつかんでからじゃないと言葉が出てこなかったり、小田原ならではの自然の情景を歌詞に入れたいなと思ったので、撮影中や撮影が終わった後の帰り道に考えたりしました。
歌詞によって、脚本のセリフが変わったりしたので、撮影の合間に脚本家さんと相談しながら作り上げていく喜びも味わうことができました。一つひとつのセリフを大事にすること、みなさんの支えがあっての作品だということを改めて感じることができました。
――作品を作り上げていく過程で自分の隠れた才能を見つけることもあったのでは?
今回の経験があったからなんですけど、いろんな小説や漫画を、この役は誰々がやったら面白そうっていう目線で読むようになりました。お散歩している時にもオリジナルのストーリーを想像したり、今まで気にしていなかったことに気づき始めたり、物事をいろんな視点で見るようになりました。
――もし次の企画があるとしたら、どんな作品に挑戦したいですか?
今回のプロジェクトをやる前と後では、いろんなことに対する捉え方が変わったり、視野が広がったと思うので、またこのようなチャンスがあったら、ぜひやりたいです。松風さん、長見さん2人の作品を見て悪女や復讐劇もやってみたいと思いました。今まで演じてきた役柄にはない強い女を演じてみたいです。こう思ったら絶対にこうだ、という力強い女をやってみたいです。
――作品を楽しみに待っている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
感動あり笑いもありで、いろんな感情がぎゅっと詰まった作品です。私が初チャレンジしたこともいくつかあって、すごく頑張りました。ぜひみなさんに見ていただきたい作品です。
たけうち・あいさ●2001年10月31日生まれ、福島県出身
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