監督から“一目置かれた”新人俳優・藤原大祐「青春キラキラ系の役もやりたい!」

2020/03/14 11:00 配信

芸能一般

ドラマ「中3、冬、逃亡中。」(dTV チャンネル)で、中学生3年生の少年・翔太を演じている藤原大祐撮影=玉井美世子


監督にジャックナイフと呼ばれていたらしい


――第1話では、逃亡して腹を空かせた翔太が食べ物をむさぼり食うシーンがあり、そこから彼が過ごして来た日々を想像することができたのですが、ああいった動きは監督さんと相談しながらでしたか?

あれは自分で考えてやりました。そのシーンから翔太の生活を想像していただけたのは、とてもうれしいです。脚本に「ゴミをあさる」というト書きはあったのですが、やりかたや食べ方は書かれてなかったので、自分で考えて、ペッてツバを吐いたり、スプーンの持ち方もああいう感じにしたんです。

ありがたいことに、監督さんにもいろいろ提案させてもらえる撮影現場で、今回は普通のマンションで撮影していたので、カメラアングルでスタッフさんが「こうしたらどうですか?」って提案したら、それが採用されたこともありました。

――現場での藤原さんは結構役に入っていたと、壇蜜さんがコメントされていましたが、それはいろいろ考えていたから?

役的にあまり話さない方がいいなと思ったので、前半はあまり話しませんでした。翔太の顔は口角が落ちている方がいいと思ったんですけど、僕、結構笑っちゃう性格だから笑わないようにしてたんです。楽屋とかで笑っちゃうと、それが表情に出ちゃうかな?と思ったので。でも、ストーリーの中で二人はだんだん仲良くなっていくので、演じる壇蜜さんとも話したいなと思っていたら、壇蜜さんの方から話し掛けてくださいました。

――自発的な考えを持てることはすごいです。

でも、塩梅が大切ですよね。僕、今作の(高橋)泉監督にジャックナイフと呼ばれていたらしいんです(笑)。撮影が終わった後に教えていただいたんですけど、鋭い質問をするからそう呼ばれていたそうで、すごくうれしいなと思いました。