大友克洋監督「AKIRA」、4Kリマスター版がIMAXにて上映決定!

2020/03/16 15:37 配信

アニメ

IMAX全36館で上映されることが決定した大友克洋監督「AKIRA」(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

アニメーション映画の常識をくつがえした「AKIRA」が、1988年の公開から30年以上の時を経て、IMAXが導入されている全36館で4月3日(金)より上映されることが決定した。

ヤングマガジン(講談社)にて1982年12月より連載が開始され、その原作者の大友克洋自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費10億円という、当時のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力、そして最高のアニメーション技法を惜しげもなく費やし、世界的劇場アニメーションは誕生した。

最高機密「アキラ」を中心として、現代の政治と宗教が入り組み、それに若者たちのエネルギーが爆発し、スケールは大きくなっていく。予測不可能なストーリー展開はもちろん、細密画のように描きこまれた各カット、息つく間もないスピーディーなアクションシーンは圧巻であった。

そして映画のテーマである、破壊の後の“再生”への願い、これはSFアニメであると同時に、ヒューマン・ドラマでもあった。

上映にあたり、35mmマスターポジフィルムから4Kスキャン&4Kリマスターし、音楽監督の山城祥二指揮のもと、半年もの時間をかけて、細部にまでこだわりぬいた5.1ch音源のリミックスも実施した。

そして、映像制作最新鋭の技術を駆使し、大スクリーンに映し出される鮮明な映像と、パワフルな高音質サウンドで、映画を楽しむことができるIMAX。

覚醒した「力」の爆心地にいるかのようなごう音、金田のバイクに一緒に乗ってネオ東京を走っているかのようなクリアな映像など、アニメの世界の中に入ったかのような臨場感を体験できる。

公開後のアニメ映画&SF映画に影響を与えた本作を、作品の舞台となっている2020年に、IMAXで上映が行えるのは、まさに「時代がようやく追いついた」のだ。

また、Ultra HD Blu-rayかBlu-ray、どちらでもリマスター映像を楽しむことのできる「AKIRA 4Kリマスターセット」も、4月24日(金)に販売が決定している。

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