田中れいな、ファンレターに涙「子どもたちに私のお芝居が届いてるんだって…」<インタビュー>

2020/03/23 06:00 配信

芸能一般 インタビュー

【写真を見る】アン役への熱い思いを語る田中れいな。2019年公演では素晴らしい演技を見せた撮影:橋本千尋


全力を出す大切さを教えてくれた子どもたちのキラキラパワー


――では、このミュージカル「赤毛のアン」の魅力とは?

田中れいな:「赤毛のアン」は元気になれる作品ですね。演じていてもそうだし、公演のビデオを見ていても。アンの喜怒哀楽というのが、人に元気を与えるものだと思うんです。

怒っていても、泣いていても、その後は自然ににこやかでハッピーな気持ちになってくる作品。大人の方にもそうだけど、子どもの心に響く作品だと思います。

――今作には、オーディションで選ばれた地元の子どもたちがアンサンブルとして出演します。最後に、これからの未来、「赤毛のアン」出演を目指す子どもたち、そして、アンを見に来る方々にメッセージをお願いします。

田中:毎公演、たくさんの子どもたちが参加して、中には役が付いて、一緒に全国の公演を回る子もいるんです。そういう子のパワーってものすごくて、キラキラパワーというか、本当に輝いているんです。

稽古は作り上げていく場で、80%、90%と高めていって、本番で100%。そう考えていたんですが、子どもたちは稽古のときから100%なんですよね。そんな子どもたちの姿から、稽古で100%にならなければ、本番で100%以上を見せることはできないということを教えられました。

私が全力でやれば子どもたちもさらに頑張って、100%以上の力がさらにつながっていくんです。そういう大切なことを学んだ作品で、そこに今年も主演として立てることがうれしいです。皆さん、ぜひ見にいらして、ミュージカルの楽しさを体験してください。

「2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』」は8月16日(日)~28日(金)、札幌、宮城、東京、愛知、大阪、福岡、広島、埼玉にて公演が予定されている


エステー主催の「2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』」は、全席無料招待制のミュージカルとなり、8月16日(日)から28日(金)までを予定している。北海道・札幌公演を皮切りに、宮城、東京、愛知、大阪、福岡、広島、埼玉にて上演。チケットが当たるオープンキャンペーンは4月上旬より実施される。

取材・文:鈴木康道