すごく良いチームでした。そして良い作品、それに尽きます。それぞれのキャラクターも愛おしい。 監督の持っている世界観と女性ならではの目線とか、すごく親身になって色々話をしてくださったので、 良いチームで救われたなと思っています。
このドラマは、物語がキラキラした恋愛だけじゃないので、 すごく重いシーンや、しっかり沈むようなシーンも続いたりするんですけど、本番以外の場面ではチームで明るく楽しく、 やるときはやるみたいな、すごくメリハリのあるチームだったので、助かりました。とても楽しかったです。
初めの頃は、声のリズムとか緩急とか、壱晴のミステリアスな雰囲気の塩梅を探すのが難しかったです。 壱晴がどういう気持ちでいるのか、考えすぎてしまったり…。
最後、壱晴は大事なシーンで、桜子の大切さに気付くんです。自分で演じておきながらですけど、監督や奈緒さんと 「壱晴と桜子には、幸せになってほしいよね」って話をしました。
「(相手を)受け入れる」って言葉だと当たり前に感じるけど、撮影を通して、改めてその大切さと難しさを感じましたね。本当にできるのか、と。
壱晴自身も、自分で乗り越えなきゃいけないトラウマがあって、自分自身のことがよく見えていなくて、桜子を振り回し てしまうこともあると思うんです。だから、皆さんにも温かく見守っていただければ。
このドラマの大きなメッセージとして、作品をご覧になった方が、自分も恋愛してみようかなとか、 あの人どうしてるかなとか、恋とか愛について一歩踏み出せるような、 考える時間ができるような作品になっていますので、皆さんにも、そういうのを思い浮かべていただけたら嬉しいです。
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