“イクメン”を演じた松山ケンイチ、芦田愛菜との共演に「すごく癒やされました」

8月20日（土）公開の映画「うさぎドロップ」の舞台あいさつが都内で行われ、出演者の松山ケンイチ、香里奈、子役の芦田愛菜、佐藤瑠生亮と、SABU監督が登場した。

同作は、宇仁田ゆみの人気コミックを映画化した心温まる人間ドラマ。亡くなった祖父の隠し子であるしっかり者の6歳の少女・りん（芦田）と、りんを引き取り懸命に育てようとする27歳の独身男性・ダイキチ（松山）の共同生活を描く。

松山は芦田との共演について、「小さい子供と一緒に生活するということが今までなかったので、愛菜ちゃんと1カ月間ずっと共同生活をすることで生まれたものをお芝居に投影しました」と振り返った。一方の芦田は「松山さんは優しくて、休み時間も遊んでくれて楽しかったです」と満面の笑みを浮かべると、松山も「現場に行くのが本当に楽しみで、すごく癒やされました。現場でも、打ち上げの時もずっと遊んでました」と、ニコニコしながら打ち明けた。

撮影では、子役たちに台本は渡されずその場で会話を作り上げていったという。佐藤は「台本なしで演技するのが初めてで、一生懸命頑張りました」と話すと、芦田も「そうそう」とうなずきを見せた。そんな子役たちについて松山は、「僕ら以上に考えていたと思う。愛菜ちゃんのお芝居が軸になり、それに大人の役者がどうリアクションしていくかってことが重要でした」と称賛した。

また、話題が父の日のプレゼントの話になると、芦田は「お父さんを驚かせたいので、秘密です（笑）」と語り、あまりのかわいさに会場中がとりこになった。