桜庭ななみが本格的女優デビューした映画「最後の忠臣蔵」のDVDが発売!!

2011/06/17 21:53 配信

芸能一般

杉田成道監督、大石内蔵助の隠し子・可音(かね)役の桜庭ななみが登場(写真左より

昨年12月に公開された映画「最後の忠臣蔵」のブルーレイ&DVDが発売され、それを記念し発売発表会が都内にて行われ、大石内蔵助の隠し子・可音(かね)を演じた桜庭ななみと杉田成道監督が登場した。

池宮彰一郎氏の同名小説を原作にした同作は、赤穂浪士四十七士が吉良上野介邸に討入った後を描く。主人公は、大石内蔵助(片岡仁左衛門)から「真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」との密命を受けた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)と、内蔵助の隠し子を守り抜くという極秘の使命を受けた瀬尾孫左衛門(役所広司)の二人。赤穂浪士の討入りから16 年、討ち入り前夜にこつぜんと姿を消した孫左衛門は、武士の身分を捨て、素性を隠し、可音と名付けた内蔵助の忘れ形見をひそかに育てあげていた。

役作りに関して桜庭は「とにかく監督から『セリフにするな』とアドバイスをいただき、現場で佐藤さん、役所さんと作り上げていったのが可音だと思います」と振り返る。役所、佐藤などの大物俳優との共演に「現場では緊張していたんですけど、お二人とも現場では役に集中なさっていて、近くにいるだけですごく勉強になりましたし、いい経験になりました。でも、キャンペーンでは、冗談とか言うんだなと感じました」と印象を。また、役所とのシーンが多かったが「役所さんに『僕に話しかけるようにしゃべっていればいい』と言われ、それからリラックスして演じることができました」と撮影秘話を明かした。

一方、杉田監督は今作のキャスティングを「思ったようになることはなく、50%になればいい。でも、今回はほぼ100%。役所さんと佐藤さんをくっつけるのは難しかった」と苦労を。桜庭の起用については「可音は、作品の色合いの70%が決まるほど重要な役。新人でと思っていたんですけど、(桜庭の)写真を見た瞬間、彼女にしましょうって(笑)」と直感だったと明かす。すると、桜庭は「光栄です。オーディションを振り返ってみても、『よくこの役をやらせてもらったな』っていう感じです」と感激していた。

最後に桜庭は「この作品には、たくさんの思い入れがあって、日本人の美しさだったりとか、人との関係を描いてます。特典映像には監督と私の1カ月間のリハーサル映像やオーディション映像など、(私の)恥ずかしい映像がたくさん入っているのでぜひ、見てください」と締めくくった。