――今回のDVDでは、新作の「現代アート」と「オーディション」も含めて、すべてのコントで、ご自身と同じくらいの年齢の女性を演じていますよね。“等身大の女性”という主人公の設定は、意識されているんでしょうか。
紺野ぶるま:はい、意識してますし、今の自分が一番面白く作れるのは、同世代の女の人を主人公にしたネタだと思っていて。男性を演じるネタは、今までやったことがないし、苦手かもしれないですね。だから今後も、化粧も普通にして、髪も巻いて、女性として自然な感じで舞台に立ちたいです。だいたい、無理して演じてるのがバレると、痛々しくなりがちじゃないですか(笑)。私もデビュー1年目の頃は、ブルマを履いたり、カツラをかぶったりして、めっちゃ痛々しかったと思うんですけど、その痛々しさって、自分ではなかなか自覚できないんですよね。
――その「痛々しかった」時期があったからこそ、崖っぷちのアイドルが無理やりいろんなキャラを作ってオーディションに挑むというコント「オーディション」が生まれたのでしょうか?
紺野:そうですね。痛々しさと、あと、浅はかさと(笑)。
――これは、ご自身の経験に基づいて作ったネタですか? モデルがいるわけではない?
紺野:いえ、モデルはゴリゴリにいます(笑)。きっと本人が見たら、すぐバレて、ブチギレされると思います。でもまぁ芸能界には、こういう人はいっぱいいますので(笑)。
――また、ライブのエンディングでは、お客さんからお題をもらって、即興で“ち○こ”で解いていくという、おなじみの「ち○こなぞかけ」を披露されていますが、この日は不調だったようで、DVDの特典映像で“リベンジ”に挑戦しています。「ち○こなぞかけ」は、日によって好調、不調はあるものなんでしょうか?
紺野:めちゃくちゃありますね。基本、ち○こで解けないお題はないんですけど(笑)、それでも、解きやすいお題と、そうでもないお題があって。そこは運なんですよね。あと、緊張したり、逆に変なプライドを持っちゃったりすると、なかなかうまく行かないです。「これくらいのクオリティーでいいや」っていうくらいの気持ちで、瞬時に解くことを意識したほうが、出来がよくなる気がしますね。
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