――感情がない朱枷を演じる上で、苦労や難しいと感じることが多かったのでは?
感情がないからといって声が棒読みになり過ぎるのも違いますし、感情を作り過ぎた声だとそれは朱枷ではなくなってしまうので、その絶妙なバランスの演技をするのはすごく難しかったです。撮影終盤の今でも試行錯誤しながら演じています。
あとは、演じる時にまだまだ方言とか訛りが抜けなくて、よく「イントネーションがおかしいよ」と注意されることがあります。私は訛っているという自覚がないので、どういうイントネーションが正しいのか分からなくなっちゃうんですよ。そこが本当に難しいです。
――逆に演技に対して手応えを感じた部分はありますか?
そうですね…。手応えを感じたところがあまりなくて、何回やっても自分に満足できないですし、納得がいっていないことの方が多いです。
何度もドラマの撮影ができるわけではないですし、一回一回を大事にしないといけないと思っているのですが…。毎回が反省の連続です。
――桃月さんはコスプレーヤーとしても活躍されていますが、演じる上で共通している部分はありますか?
もちろん似ている部分はあるとは思いますが、やはり顔が作れていても、そこに動き・せりふが付くとなかなか難しいですね。ちゃんとやらなきゃいけないと思いつつもできていない部分が多いので、まだまだ勉強していきたいです。
――今後演じてみたい役はありますか?
これは前から言っているのですが、学園を舞台に誰かをいじめる役とか、ホラー作品で主人公を助けてラストに死んでしまう役とかを演じてみたいんです。
リアルじゃできないことをできるのがお芝居の醍醐味だと思うので。日常では経験できない非日常の役をやれたら面白いなと思いますし、いろいろなことにチャレンジしたいなと思います。
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