7月4日(月)からフジテレビ系で放送する昼ドラマ「明日の光をつかめ2」で、ヒロイン・希望(のぞみ・小島藤子)と恋に落ちる高校のサッカー部キャプテン・加賀美蓮を演じる松下優也にインタビュー取材を行った。
同ドラマは、昨年夏に放送された同名ドラマの続編。心に傷を持ちながらもその悲しみや寂しさのどん底から這い上がり、人生に一筋の光を見い出そうとしている更生施設「たんぽぽ農場」の少年少女と、彼らを応援する大人の姿を描いたもの。
――現場の雰囲気はいかがですか?
「このドラマでは年下の共演者の方が多く、子供たちと一緒のシーンでは毎回癒やされています。一番年下の子はまだ7歳ですけれど、僕が話し掛けても照れているのかずっとにこにこしていて、すごくかわいいですね。また、サッカー部のメンバーとは実年齢はバラバラですが、みんなで仲良くしゃべったりしていると楽しいです。この前、みんなに誕生日を祝っていただいた時、寄せ書きに“松下兄さんへ”って書いてあって…普段そう呼ばれることがないので複雑な気持ちでした(笑)。そうだよな、21歳だしお兄さんだよな。でも俺、高校生役なのになって思いました(笑)。あと、ロケの時はだいたい畑か海にいるので、僕も含めキャストもスタッフもみんな真っ黒に日焼けしています。夏先取りです!」
――高校生役を演じてみていかがですか?
「僕は小学生のころから歌とダンスをやっていて部活の経験はなかったので、サッカー部のシーンは“青春”という感じで楽しいです。サッカーは小学生のころに5年ほどやっていましたが、撮影前に何も準備をしていなくて、初日を迎え、「練習しておけばよかったなぁ」って少し後悔もしました。部員役の子たちにはサッカー経験者も多いので、僕がミスをしないように気をつけてくれています。試合のシーンは全力でプレーしているので、撮影後はみんなへとへとです!」
――蓮と希望のような恋愛をどう思われますか?
「2人は本当に純粋な恋愛をするので、そこはずっと守っていきたいです。僕は学生時代に“制服デート”をしたこともなかったので、演じていてすごく新鮮ですし照れますね。希望はいつも蓮のサッカーを見に来るのですが、そういうのって楽しいだろうなって思います。僕だったら絶対カッコつけますね! 実際の撮影では、小島さんはかなり離れた所から見ているんですけど…(笑)」
――これから楽しみにしているシーンはありますか?
「僕が演じる蓮と渡辺いっけいさん演じる北山の間には、悲しい過去を抱えているという共通点があって、渡辺さんとのシーンではその演技力に吸い込まれて、僕自身もより蓮に入り込めている感覚があります。なので、楽しみというよりは考えさせられることが多いシーンですね。あと、個人的にはやっぱりサッカーのシーンです!!」
――心に深い傷を負っている蓮ですが、蓮は視聴者の方々に何を伝えると思いますか?
「蓮は過去に恋人を殺されたという辛い経験から、自分自身も被害者になってしまっていますが、少年院を出ている希望と出会ったことで被害者と加害者の区別がどんどん分からなくなっていくんです。僕自身も台本を読んでいて、被害者と加害者って遠いように見えて意外と背中合わせにある存在なのかもしれないと思うようになって。物事は見掛けと違うということ、そういう部分が蓮の持つメッセージかなって思います。ニュースだとうわべだけしか分からないことも、こういうドラマだったら事件の裏側も長い時間を掛けて迫っていけるので、視聴者のみなさんにもしっかりと伝わるんじゃないでしょうか」
――蓮、そして松下さんにとっての“光”とは?
僕の中では、光=夢だと思っていて、人はみんな小さかったり大きかったりするけれど、それぞれに夢や目標があると思います。夢があるからこそ日々充実して過ごせるし、苦しんだり、壁にぶち当たることも“充実”の一つだと考えています。僕は常に歌手・役者としてビッグになる!という夢を持って、こうやって頑張っていられるので、僕にとっての光は夢ですね。蓮としても最後に光を見つけたいです。蓮自身、おっちゃん(北山)やたんぽぽ農場のみんなと出会うことで心境の変化があったりして、今まさにその部分を撮影していますが、モヤモヤしているところを早く解消して光を見つけて欲しいと思っています」
――最後に、夏休みの思い出と、この夏のプランについてお聞かせください。
「小学生のころは、テレビっ子だったので、夏休みの昼ドラをガッツリ観ていました。あとは、夏祭り行ってみんなで砂浜で花火をして、女子が来るとか来ないとかで騒いでいました(笑)。この夏はドラマが終わったらツアーがあって、新たなことにもいろいろチャレンジできたらと思っているので夏バテせずに頑張りたいです。夏バテ対策ですか…そうですね、とにかくアグレッシブに動くことですかね(笑)」
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