3月22日に最終回が25分拡大で放送された。駐在所のワープロから犯行日記が、庭から青酸カリが発見され、文吾(鈴木亮平)は逮捕されてしまう。文吾はみきお(柴崎楓雅)とその共犯者の存在について訴えるが、警察は取り合わない。
心(竹内涼真)がみきおのメッセージに気づき、音臼小に向かうと、みきおは「僕はただヒーローになりたいだけだったのに、鈴ちゃんの」と告白。文吾の娘・鈴(白鳥玉季)がいじめから助けてくれたことで「正義の味方になる」と決めたが、鈴は父親のことが大好きだったため、ヒーローは1人でいいと、文吾を犯人にするための犯行を行ったのだった。
しかし、状況が変わり、「今、鈴ちゃんが一番喜ぶのは、佐野文吾を無罪にしてあげることだよね」と毒を飲んだ。さらに心が事件の真相を追っていると、釈放された文吾当てに届いた黒幕からの最後のメッセージを見つける。
みきおの共犯者で、事件の黒幕は正志(せいや)だった。12年前の村祭りで、誤って毒キノコをキノコ汁に入れてしまった母親を文吾が逮捕。そこから不幸にみまわれた正志は文吾を恨んでいたのだった。
黒幕の正体は原作とは違っていたが、視聴者からは「まさか」という声が上がった。そして文吾を助けようとして心がナイフで刺され、死んでしまった。
ラストは現代で佐野家の一同が集まるシーンだった。心はいるが、過去にタイムスリップした“心”ではないという矛盾。ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)を示すタイトルの回収がされた。そんななか、心の兄である大人になった慎吾の役で、ハライチ・澤部佑が初登場したことも注目を集めた。
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