『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)』(4月4日(土)よる8:00 WOWOWシネマほか)は、現時点でのMCU最新作。トム・ホランドが主演する「スパイダーマン」シリーズの第2作であり、全世界興行収入歴代第1位に輝く『アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)』(4月11日[土]午前4:00 WOWOWシネマほか)のエピローグでもある。劇場公開時には、その衝撃的な内容と見事なストーリー展開が大いに話題となった。
中でも多くのファンを感動させたのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』である事件に巻き込まれたアイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・ジュニア)とスパイダーマン/ピーター・パーカー(トム・ホランド)の絆の終焉。
師匠に起こった事件を乗り越えて“真のヒーロー”へと成長していくピーターの姿を描き、本作は傷つきながらも戦い続ける“親愛なる隣人”「スパイダーマン」の本流へと立ち返ったといえよう。
今回は、そんな『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の魅力を、ネタバレなし(作品の構造上、非常に困難を極めるのだが…)でご紹介する。
まずは、簡単なあらすじから。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のトラウマを引きずったまま、ヒーロー活動を続けるピーター。しかし、“次期アイアンマン”の重圧に耐えかねてヒーローをいったん休業し、高校の行事であるヨーロッパ旅行に向かう。
しかしそこに、4体の怪物“エレメンタルズ”が出現。ピーターは、異世界から来たというヒーロー、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共闘していくのだが…。
アメリカ、イタリア、イギリスなど世界各国を舞台にしたスケール感、ピーターの新技や新たなガジェット、軽快でアクロバティックなアクション、同級生とのもどかしい恋路を描く青春恋愛ドラマなど前作『スパイダーマン:ホームカミング(2017)』(4月4日[土]午後5:45 WOWOWシネマほか)から進化した点は数多いが、やはり『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の最大の面白さは、観れば観るほど深みが増す秀逸なストーリーにあるだろう。
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