――「今シーズンはこれまでとココが違う!」というところを教えてください!
前シーズンで寺尾聰さんが「特捜9」から去り、とても寂しい思いがあったのですが、その寺尾さんから「僕がいなくなることで、それぞれの役が微妙に変化していって面白くなると思うよ」というお言葉をいただいたんです。その言葉どおりだなぁと思ったのが、(中村)梅雀さんが入ってきてくださったこと。
梅雀さんとはバラエティー番組ではご一緒したことがあるのですが、お芝居するのは初めて。でも梅雀さんが入ってきてくださって、やっぱり空気が変わったんです。
それがしっかりとお芝居にも出ていると思います。ずっと見てくださっている方にも、これまでとはまた違う「特捜9」を楽しんでいただけると思います。
――1年ぶりにメンバーが集結しましたが、撮影現場の雰囲気は?
現場では、田口(浩正)さんと吹越(満)さんが、「そのハナシ、3回目ですよ!」とツッコみたくなるような会話をよくされていますね。そんな僕らを、梅雀さんがニコニコ見守ってくださっています。
このメンバーでSNSのトークグループを作ろうと思ったのですが、まだその波に乗り切れてない方もいるので、一斉メールを送っています(笑)。だから、ものすごい数の一斉メールが届くんです。
でもそのおかげで、撮影していないときでも、なんとなく繋がっている感じがありますね。
梅雀さんがこの現場のことを「ダレてない」と言ってくださいましたが、きっとどこかで渡瀬(恒彦)さんが見ているような気がしているのかもしれません。
以前、渡瀬さんが「みんなの仲がよいのはすごくいいこと。でもゲストが来てくれたときはちゃんと気にかけてね」と、よく言ってくださっていたので、それが染みついているのだと思います。これからも帯を締め直して頑張っていこうと、改めて思いました。
――今までメンバーに言いたかったけど言えなかったということがあれば教えてください。
(中越が田口に「カブトムシがほしい」と言ったことを受けて) うちにも田口さんから、つがいでいただいたカブトムシが、どんどん増えて今150匹になりました。あらためてカブトムシってすごい繁殖力だなぁと思っています(笑)。
――1年ぶりにメンバーが集結しましたが、撮影現場の雰囲気は?
このメンバーと一緒に撮影してきた間に、東日本大震災などさまざまなことがありました。でもみんなと話していると心が充実するというか、前に向く力を与えてくれるメンバーばかり。
メンバー全員が社会のこと、家族のことを考えつつ、一個人として私たちの仕事をどうやったらプラスの方向に持っていけるか、ということをすごく考えていて、イノッチが現場に消毒用のアルコールを大量に持ってきてくれたり、私もアロマをたいたり、手洗い、うがいを励行したり…と、みんなでこの現場を守ろうとしています。
そして、何よりも大切なのは、テレビを通じてプラスのエネルギーを視聴者のみなさんに届けること。その意識が統一できているので、このメンバーに会うと、この仕事をやっていてよかったなと思わせてくれるんです。
このメンバーは精神性が高いんです。ふざけているように見えるんですけど、ふざけていない(笑)。意識高くふざけている感じなんです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)