――アニメ20周年という節目を迎える「遊☆戯☆王」シリーズ最新作の「遊☆戯☆王SEVENS」にキャスティングが決まった時のお気持ちをお聞かせください。
石橋陽彩:僕自身「遊☆戯☆王」シリーズを小さい頃から見ていて、20周年という記念すべき作品に自分が合格したと聞いた時は、信じられないくらい頭が真っ白になりました。
小さい時から見ていたアニメに出演させていただくことがとてもうれしかったです。
八代拓:僕は自分が小学生の時に遊んでいたというのももちろんありますし、声優としては「遊☆戯☆王ARC-V」(2014-2017年)や「遊☆戯☆王VRAINS」(2017-2019年)で思い入れのあるキャラクターを演じさせていただいたので、そのシリーズのメモリアルなタイミングで出演できたことはとてもうれしかったです。
――ご自身は「遊☆戯☆王」という作品への思い入れはありましたか?
石橋:小学生の時に、4作目の「遊☆戯☆王ZEXAL」(2011-2014年)を学校から帰ったら毎週ずっと見ていました。ご飯どきだったので、食べながら見ていたことがかなり印象に残っています(笑)。
八代:僕は「遊☆戯☆王ARC-V」でバトル・ビーストという敵役で出て、「遊☆戯☆王VRAINS」では不霊夢というキャラクターで1年半出させていただきました。
自分の人生の中でも「遊戯王オフィシャルカードゲーム」で遊んでいた時期もありましたし、そういう意味では声優人生の中でも影響を与えてくれた作品と言えるので、トータルで見てもずっとお世話になっているような感覚です。
――今回お二人が演じる遊我とルークは、それぞれどんなキャラクターですか?
石橋:僕が演じる主人公の遊我は、発明とデュエルが好きな小学五年生なのですが、大人たちが管理するデュエルを“キュークツ”に感じていて、自分が考え出したルール「ラッシュデュエル」で世界中のデュエリストたちを楽しませることを夢見ている少年です。
八代:ルークはそんな遊我の同級生なのですが、突然現れて「お前が王道遊我だな」って話し掛けるような、突拍子もないこと言うキャラです(笑)。
でも遊我同様デュエルは大好きで、その中に情熱や純粋さを持っているキャラクターでして、かっこいいものに純粋というか、広く言うと中二病というか(笑)。
そして、身の回りの機械を壊してしまうという特異体質を持つ困ったやつですね(笑)。
――それぞれ、ご自身との共通点はありますか?
石橋:小学生の時は元気だったなということもありますが、遊我みたいに自分が作ったキャラクターを戦わせるみたいな遊びにハマっていて、そういうところは似ているなと思います。
八代:ルークは意外と頑固なところがあって、自分の思いは曲げないという一貫した部分があるので、そこは似ているのかな。
あとは、ちょっと違うかもしれないですが、僕も機械に弱いです。機械を壊しまではしないんですけど、そこは彼と同じだと思います(笑)。
――逆に似ていないところは?
石橋:冷静な判断力ですかね…(笑)。遊我は一見元気に見えて、クールだったり、意外にちゃんと考えて物事を判断しています。僕はどちらかというと直感型なので(笑)。
八代:僕とルークは、基本的には全然似ていないです。でも、ルークみたいな生き方には憧れる部分が多いですね。自分がかっこいいと思ったものはかっこいいと思える自信みたいなものは、僕とは似ていないですけど、憧れます。
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