<試写室>「超ド級!世界のありえない映像大賞」笑えて心揺さぶる映像の数々に“超ド級”の満足感

2020/04/01 05:00 配信

バラエティー

審査委員長を務める徳光和夫(中央)と、ゲスト審査員のアンミカ(左)、ギャル曽根(右)(C)フジテレビ

主観だらけのレビュー


在宅ワークの影響でほぼ他人としゃべらないし、ほぼ誰とも会わないから「笑う」という感情を筆頭になくしており、もはや無の境地のような精神状態で日々を過ごしているが、開始数分でニヤケてしまったじゃないか…。

猫のことが好き過ぎて遠慮なく“愛でる”子犬たちとか、ウッドチャック(リス科最大級の動物)が冬眠に備えてモグモグ餌(庭の作物)を食べ続ける姿とか、いきなり「かわいい」があふれていて…ここだけ繰り返して何時間でも見ていられる。

動物や子どものモグモグ姿ってのは、どんなにすさんだ心を持ったおじさんでも癒やすパワーがあるものだな。

それに、個人的に大好きな「予想を裏切られた部門」の“猫パンチ”とか、爪を切られるのが嫌で倒れたふりをする犬とか、予定調和じゃない場面で起きる笑いというのは、作りこまれた笑いにはない新鮮さがあって、手放しで笑える。

もちろん笑える映像だけではなく、「衝撃映像」の衝撃度合いも“超ド級”。住宅街に現れた野生のライオンや魚を追い掛けるワニ、そして何と言ってもクマがカメラに向かって突進してくる映像は、テレビだと分かっていても後ずさって「うはっ」とか、声を出してしまったほど…。

そして、情報解禁時に「徳光和夫、久しぶりの涙」という触れ込みがあったが、こんなに面白くてハラハラドキドキな番組に泣けるとこあるの?と思ったら、唐突にやってきた「亡くなった弟に会わせたい!花嫁からのサプライズプレゼント」のVTR。

そうきたか…VTRが見終わったころには、雨が降ったわけでもないのに目の周りが濡れて、視界がぼやけた。

誰でも大好きな笑える映像だけでなく、時には激しく心を揺さぶるVTRもあるとは…イミテーションではなく、全部本物の映像だからこそ。本当に「ありえない」番組だ、いい意味で。

その他、父が娘のために制作したというレゴブロックを使用したストップアニメーションアニメには仰天の一言。

総額1200万円分のブロックを使用し、約3カ月かかって作ったというレゴ版「ジュラシックパーク」は、レゴ好きもそうでない人も、一度でいいから見てほしい。SixTONES・田中が絶賛するのもうなずける、すさまじいクオリティーだ。

さて、せっかく“おうち時間”がたっぷりあることだし、私も子どもと一緒にレゴで何か作ってみるのも良いかなあ。

いや、「ありえない」。子どもの前に、まずは超ド級の嫁を見つけなきゃ。

毎朝コーンフレークを出してくれるような…。

文=人見知りシャイボーイ