「SONGS 香取慎吾」今夜放送! チーフプロデューサが語る香取慎吾の音楽の魅力、そして番組の裏側

2020/04/04 08:00 配信

音楽

WONKとのコラボステージも見どころ!(C)NHK


2年半の心に残っているエピソードを写真で振り返りながらお話しいただいています


――先ほど伺ったお話だと、インタビューもかなり濃い内容になっているようで、楽しみです。

そうですね。こんなところまで丁寧にお話しいただけるんだという感じでした。インタビューの部分も、ぜひご期待いただけたらと思います。インタビューでは、香取さんのこれまでの活動の記録を交えながら、足取りを振り返っています。「72時間ホンネテレビ」のときに稲垣吾郎さん、草彅剛さんと3人で撮った写真がInstagramの最初の1枚で、そこからこの2年半の心に残っているエピソードを写真で振り返りながらお話しいただいています。映画「凪待ち」のこと、初めてのファンミーティングのこと、アートのこと、そしてアルバムのレコーディングのこと…いろんなことをやってきていて、あっという間の2年半だったとおっしゃっていました。

――香取さんは、たくさんお話してくださったんですね。

すごくビックリしました。何で今回こんなに話してくださったんだろうなと思って(笑)。香取さんが発する言葉って、基本的にポジティブじゃないですか。イメージも笑顔だったり明るさ、柔らかさ、楽しさというものが強いですけど、実はお話をきくとそうではない面もあって。その上で一生懸命エンターテインメントをやっているんだなと。あらためて、すごい方だと感動しました。実は、香取さんが自分のことをお話しになる機会はあまりなかったと思うので、そういう意味でも、貴重な回になっています。

――今回の「SONGS」を通じて、視聴者にどんなことが伝わってほしいと思いますか?

ファンの方は香取さんの活動をずっと見守ってきたと思いますが、そういう方々も改めて、あのときに香取さんがどういうことを考えながら、どういう思いを抱きながら、やってきたのかを共有してもらえたらと思います。さらに、香取慎吾さんの名前を知ってはいても、この2年半やってきたことを知らない方もいらっしゃると思うので、香取さんがどんなプロセスを経て今、どういうところに到達しているのか、どういう音楽を届けようとしているということを知ってもらえると、香取慎吾さんに対する見方も変わると思います。

――香取さんのソロアーティストとしての魅力を感じますか?

43歳の大人として、やりたいことを追い求めているところ、そして様々な表情をもっているところが、アーティスト・香取慎吾の魅力だと思います。

実は、私が「SONGS」の前に「のど自慢」を担当していた時、「のど自慢」の70周年でSMAPの皆さんに参加していただいて、いろいろお世話になりました。香取さんには小田切(千)アナウンサーと一緒に特別MCという形で司会をやっていただいて。香取さんの明るく楽しいイメージは、「のど自慢」にピッタリだなと思ってお願いしたのですが、「のど自慢の魅力」を存分に表現してくださったと思っています。そんなポジティブで前向きな香取さんが、今回のアルバムを聴いても分かるように、単純なポップさだけではなく実に多彩な顔、表現をしていて、その幅の広さがなによりの魅力かなと。でもそんな、いろいろなやりたいことに挑んでいるところが香取さんらしさかな、とも思います。

――番組では、香取さんが、これからもどんどん音楽をやっていきたいというお話も聞けるのでしょうか?

そこは、番組を観てのお楽しみにしていただければ(笑)。

取材・文=伊沢晶子