2020/04/06 22:00 配信
――そしてメトロンズの第1回公演「副担任会議」ですが、どんな内容になるのでしょう。
中村元樹:ある学校の副担任の教師6人が、文化祭の出し物の準備をしていて、一致団結していたんですが、ある出来事がきっかけで、その関係が崩れていく…というお話です。6人が副担任という設定は、村上のアイデアなんですけど、それを基に僕が脚本を書かせてもらいました。
村上純:“副担任”って、昔からどういう役職なんだろうって思っていて。昔、僕の学校にもクラスの副担任の先生がいましたけど、担任の先生が休みのとき、代わりにホームルームに来たなとか、それくらいの情報しかないんですよね(笑)。そういう“誰もが存在は知ってるけど、実態がよくわからない”っていう感じが、物語として面白く転がるかなと。
――脚本は、演者に当て書きされているんでしょうか。
中村:かなり当て書きに近いですね。それぞれ、素のキャラの延長線上にある人物だと思います。
池田一真:僕は、赤羽のキャラが一番等身大だなって思いますね。
赤羽健壱:えっ、そう?
池田:なんか、すっごい自然なんですよ。元樹さんの台本を読んだとき、「確かに赤羽って、こういうとこあるよな」っていうね。
赤羽:これはうれしい話じゃないな。あまり中身のことは言えないですけど、僕が演じるのはね、変なヤツなんですよ。
池田:いや、だって赤羽のキャラ、元樹さんも自信あるでしょ?
中村:うん。筆がめちゃくちゃ進んだ。
(一同爆笑)
――稽古の進み具合は?
関町知弘:本格的な立ち稽古はまだですね。軽い立ち稽古と本読みくらいで。
児玉智洋:でも、本読みが相当細かくて…何回やったかな?
村上:「このセリフは違和感あるな」とか「ここは辻褄が合わない」とか、みんなの意見を中村がメモして、少しずつ直して。今の台本は第10稿ですからね。
関町:そんなやり方は初めてなんで、台本がすごく研ぎ澄まされている気がします。その点、神保町花月の芝居は…。
池田:やめろ!
――(笑)。「KASAMATSU」との違いは見えてきましたか?
田所仁:より“お芝居”という感じがします。
中村:シンプルに、演技力や脚本の力で勝負するという感じですね。
――では最後に、メトロンズとしての目標を教えてください。
児玉:まず、たくさんの方に見てもらえるように頑張りたいですし、有名な俳優さんがメトロンズの公演にゲストで出てくれたりするようになったらいいなとも思いますね。そして行く行くは、メンバーそれぞれが、役者としてのポジションを確立できたらなと。
――ちなみに、メトロンズは“劇団”なのでしょうか?
児玉:はい、劇団と言って…いいですよね?
(※スタッフ「いえ、“芸人による演劇ユニット”です」)
児玉:そう、“演劇ユニット”です。
赤羽:否定された!(笑)
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