『僕だけが17歳の世界で』トレンド入りで有終!佐野勇斗“航太”がたどり着いたラストに「ありがとう」の声

2020/04/05 09:03 配信

ドラマ

「僕だけが17歳の世界で」最終話場面写真 (C)AbemaTV


視聴者からも「航太ありがとう」


季節外れの冬に咲いた桜の奇跡でこの世に蘇った“航太”を演じたのは、今回が連続ドラマ初主演だった佐野勇斗。2019年は映画「凜-りん-」「小さな恋のうた」で主演を務めたほか、第28回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。舞台「里見八犬伝」では犬塚信乃役で主演し、見事な立ち回りも演じた。俳優活動と並行して、ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしても活躍中だ。

“一度死んだ人間が現世に現れた”というファンタジックな設定だからこそ、航太のキャラクター造形にはリアルさが求められる。

現世にいる間、生身の人間として仲間たちと触れ合うことができた航太。それでも、24歳になった仲間たちの輪に17歳のまま入ってくれば、仲間たちと同じように過ごしても、どこか違和感が生じるはずだ。

佐野自身、インタビューで「影響されちゃいけないなと思いながらも、たまに24歳のテンションの方に引っ張られちゃうことがあって。かなり気をつけていましたね」と語るなど、特殊な設定に苦労した様子。

そんな難役だったが、佐野は自身の明るいキャラクターも活かし、やんちゃでピュア、男気のある航太を作り上げ、少し大人びた幼なじみたちとは違う“若さ”や“儚さ”をリアルに表現した。

最後は桜の花が散るように跡形もなく消えてしまった航太。だがラストシーンには、不思議と悲しさよりも、温もりや優しさが色濃く漂った。ファンからは「航太の笑顔が印象に残る作品だった」「芽衣にちゃんと思いを伝えるために戻ってきてくれたんだね」「最後、あったかい気持ちになった。航太ありがとう!!」といった前向きの感想が目立つ。

ドラマ初主演作で、特殊な設定の難役を演じ切り、ファンの心をつかんだ佐野。4月からは連ドラ「FAKE MOTION-卓球の王将-」(4月8日スタート、毎週水曜深夜0:59-、日本テレビ※HuluとdTVで地上波放送終了後に見逃し配信スタート)に出演する。恋愛ドラマを成功させた佐野が、今度は仲間たちとの友情、絆を描くスポーツ青春ドラマでどんな表情を見せてくれるのか楽しみだ。