平成24年度前期・朝ドラヒロインは堀北真希に決定!

2011/06/30 05:00 配信

ドラマ

平成24年度前期連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の会見に出席したヒロイン・堀北真希と脚本を担当する尾崎将也氏

NHK総合ほかで'12年4月2日(月)よりスタート予定の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の制作発表記者会見が6月29日、都内で行われ、ヒロインの下村梅子を演じることが決定した堀北真希と、脚本を務める尾崎将也氏が登場した。

同作の舞台は東京・蒲田(現・東京都大田区)。昭和20年終戦直後、焼け野原と化した蒲田で、復興や昭和の奇跡の経済成長を支えていく名もなき人々に寄り添って、命を守る医師になっていくヒロイン・梅子の姿を描く。堀北のNHKドラマへの出演は、'08年の大河ドラマ「篤姫」以来で、尾崎氏がNHK地上波のドラマに執筆するのは今回が初めてとなる。

堀北は「この仕事は今までで一番緊張とプレッシャーを感じています。ですが、皆さんの一日が笑顔で始まるように精一杯頑張りたいと思います」と緊張の様子で気持ちを語った。今までに見ていた朝ドラ作品については、「学生のころはなかなか毎日見れなかったんですけど、『ちゅらさん』を一番覚えていて、好きでした」と好きな作品を告白。また、昭和の時代の話の役をやることが多いことについて、「実際に(昭和を)疑似体験するので本当に学ぶことが多いです。そして、昭和の戦後の日本人のパワーはすごいな、とその度に思います。私は一応昭和生まれですし、昭和生まれを誇りに思っています」と素直な気持ちを語った。医師を演じるということで、自身の過去の体験については、「小さいころによく熱を出してお医者さんのところに行った時に、筋肉注射をされたのですが、『3秒で終わるよ』と言われたのに5秒くらいかかって、お医者さんの3秒は長いなと小さいころに思ってました(笑)」と幼少時のエピソードを披露。

尾崎氏は「今回、初めて朝ドラをやらせていただきますが、いろいろな意味で初めてのことが多いです。半年という長さもそうですし、内容については昭和20年代から30年代を時代背景としたドラマということで、これも僕にとって初めてのことです。この時代は、当然視聴者の中に当時のことを知ってらっしゃる方もいるので、そういう皆さんに『これ違うよね』と言われないような、逆に『ああ、そうそう、こうだったよね』と楽しんでもらえるようにできたらなと思っています」と朝ドラの脚本を担当する意気込みを語った。また、「十数年にわたる物語ということで、その十数年にわたってそれぞれの登場人物が年月を経て、どんどん変化していったり成長していったりする。この長さというのは自分にとっては初めてのことですので、それぞれの人物をしっかり作り込んで描いていきたいと思っています。それと同時に自分の本来の持ち味である“笑い”と“涙”のある楽しいドラマにしていけたらなと思っています」と自身の持ち味を忘れることなく作品を執筆したいという気持ちを明かした。ヒロインを演じる堀北の印象については、「堀北さんと会うのはまだ2回目で、ご本人は非常におとなしい感じの方なんですが、画面の中ではすごくパワフルでいろんな役をこなしていて、お話をしても非常にプロ意識の高い女優さんだなと感じました」と、堀北に対しての印象を。

最後に、堀北は「今までの朝ドラのヒロインのみなさんは、すごくパワーのある笑顔だなという印象があったので、自分ではきっと落ち込んでしまうこととかもあると思うんですけど、良い作品をみなさんに見ていただきたいという強い思いがあれば、乗り越えられると思っています!」と力強く語った。