BeeTVドラマ「ブリザード」出演の真司郎（AAA）、「何週見ても本当に面白い」

ドコモが携帯電話向けに動画を提供するBeeTVにて、ドラマ「ブリザード」が7月1日（金）から毎週土曜日に配信されることが決定した。出演は、柳楽優弥、夏帆、細田よしひこ、井上正大、真司郎（AAA）、志保、袴田吉彦、冨浦智嗣、関めぐみ、五十嵐隼士ら。

同番組は、大学の山岳サークルに所属する男女9人が、猛吹雪（ブリザード）に見舞われた日本アルプスで遭難し、山小屋に緊急避難するが、そこで殺人事件が起こるというBeeTV初の本格心理サスペンスドラマ。外部との連絡が遮断されている場所で、犯人が潜んでいるのではないかと互いに疑いの目が広がっていき、迫りくる寒さと食糧難などの極限の状況で仲間たちの本性が明らかになっていく。ノリがよく、調子のいいサークルのムードメーカー・奥村泰介役で出演する真司郎（AAA）にインタビューを行った。

――役どころや役作りについてお聞かせください

「ムードメーカーで、一番年下で、弟みたいで、みんなから可愛がられる役です。なかなかそういう役は来ないので、ムードメーカーを演じるのは初めてに近い感じでした。役作りに関しては、弟のような役を演じるのですが、声が低いので、最初にリハーサルをやった時に、まずは声を高くするところから始めました（笑）。AAAの中では年下なんですけど、あんまり年下っぽいとは言われなくて、落ち着いてるねと言われるんです。声を高くしたり、歩き方とかをちょっとかわいくしたり、あまりダンスをやってるようには見せないようにしていましたね」

――この作品では同年代の出演者が多かったそうですが、うち解けましたか？

「撮影期間は3週間くらいだったので、みんなは泊まりがけで撮影していましたが、ほかの仕事もあって夜中から参加することもあったので、最初は全然なじめなかったです。しかも、自分を含めて人見知りの人が多くて、（柳楽）優弥も特にそうだったので、最初は全然しゃべらなかったですね。最初のきっかけは、優弥とうちのリーダー（浦田直也）が知り合いだったんです。優弥がもともとAAAのことが好きで曲を聴いてくれていたらしくて。それで先にリーダーが連絡してくれて、話すようになりました。男同士だと仕事の話が多かったです。優弥と五十嵐君とは（一緒のシーンが）多かったので、ちょっとここで言えないような話もしました（笑）」

――山岳サークルの一員を演じますが、山登りの経験はありますか？

「前に一回、屋久島の縄文杉まで登ったことがあって、そこで『もうやりたくないな』って思いました（笑）。つらかったですね～。屋久島ではきちんと道ができていたんですけど、雪山となると道も決まっていなかったりするので、達成感はあると思いますが、（雪山を登る人は）根性がすごいなって尊敬します。でも、『なんで寒いところにわざわざ行くの？』って思ってしまいます（笑）」

――ドラマと同じような状況に陥ったら、自身はどうなってしまうと思いますか？

「ウソついて風邪を引いたと言っちゃうかも（笑）。それか、なんかセコくなって食料とか隠しそう！（笑） でも実際は、みんなが全然動いてなかったりするとたぶんキレると思うので、リーダーシップをとって指示すると思います」

――雪山ということで、スキーやスノーボードの経験はありますか？

「スキーは小学校の時から毎年行っていて、スノボはやったことなかったんですけど、2年前くらいにマネジャーに内緒で行きました（笑）。その時は初めてでも意外とできたので、運動神経は結構いい方だと思います」

――普段はAAAとしてアーティスト活動をしていますが、役者の仕事との違いはどこでしょうか？

「演じる部分では一緒だと言う人もいるんですが、アーティストとしては“自分がどう輝くか”“どうかっこよく見せるか”という部分を考えることが大きいです。役者の仕事は、髪型も決まっていたり、服装も決まっていたりして、“違う人になる”という部分が大きいです」

――これから役者として、どういう作品に出演したいと思っていますか？

「アクションに挑戦したいですね。ダンスをやっているので、そういう所にも使えるのかなと思います。かっこいい役をやりたいですね」

――最後に、「ブリザード」の見どころについてお聞かせください

「最初（台本を）読んだときは、普通に小説を読んでいるような感覚で一気に読んでしまいました。とりあえず最初は自分の役とかも関係なく読んで、自分は犯人が全然当たらなかったんですけど、面白いなって思いました。最初から見てもらえるといろんな裏があるので、一回通して見てもらって、その後に何回か見ても面白いと思います。（2回目以降は）犯人はわかっているけど、どうしてこうなったのかということがわかるので、何週見ても本当に面白いと思います」