――松風さんには「お笑い」というミッションがありましたね。
ものすごく大変でした(笑)。共演者の方と打ち合わせてネタ合わせをしましたが、何度やっても“テンポ”や“間”が難しくてもうどうしよう、という感じでした。ひたすらどうしたら面白くなるんだろうと手探りでやっていましたね。本番の撮影でも客席にお客さんが入っていたので、笑っているかどうか見えるんです(笑)。お客さんが笑っていなくても頑張ってテンション上げて楽しくやらなきゃって思いながら、とにかくスベってもヘコまずにやり続けました。
――作品を作り上げていく過程で自分の隠れた才能を発見することはできましたか?
漫才のシーンを撮っている時に、「どんなに反応が悪くてもへこたれずに頑張っていたね」ってスタッフさんが言ってくださいました。ですから今回はどんな状況でも振り切って出来るという自分を発見しました(笑)。漫才のシーンのおかげでメンタルが強くなりました。
――企画から参加し、さらに主演を務めて大変だったとは思いますが、多くの経験をすることができた作品になりましたね。
今回、企画から関わらせていただいたので、撮影をする前の段階を知ることができて、すごく勉強になりました。登場人物がこういう服装をしているのは何でなんだろうとか、作品作りに関するいろいろなことを考えたりすることができて、実際に役を演じる上で、とても参考になりました。また、こんなにたくさんの方が携わり作ってくださっているんだという感謝の気持ちがさらに増しました。
――もし次の企画があるとしたら、どんな作品を作りたいですか??
次はもっと自分から考えをどんどん出していこうと思います。それに今回はシリアスなシーンが多くて笑いが少なかったので、次はもうちょっと笑える作品をやりたいです。とにかく自分らしい作品に出会えたらいいなと思います。
――作品を楽しみに待っている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
ハラハラドキドキの展開を楽しんでください。ちょっと怖いシーンがあったり、くすっと笑えるシーンもあったり、見どころ満載の作品です。たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。
まつかぜ・りさき●2001年1月17日生まれ、岐阜県出身
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