村田諒太が自身の歩みを振り返り! 期待高まるビッグマッチには「戦うと言ってくれるなら僕はどの階級にでも行く」

2020/04/13 13:47 配信

芸能一般

WOWOWライブでは、WBA世界ミドル級王者・村田諒太の軌跡をまとめた「WOWOWエキサイトマッチ~世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度!<村田諒太編>」を、4月13日(月)に放送する。

4月13日(月)放送の「エキサイトマッチ~世界プロボクシング 世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度!<村田諒太編>」に出演した村田諒太


初めて世界王座を獲得した2017年10月のアッサン・エンダム戦や、ベルト奪回を果たした2019年7月のロブ・ブラント戦など、これまでの激戦の数々を村田本人の解説で振り返っていく。

収録に臨んだ村田は、「戦った直後に試合を分析することはあるけれど、こうして自分のヒストリーを振り返るのは初めて。 恥ずかしいですね」と照れた。

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で次戦が決まらない状態が続いているが、期待されるサウル・アルバレスやゲンナディ・ゴロフキンとのドリームマッチに関しては「ふたりは実力互角の二大スター。 彼らと戦えるならどの階級でもいい」と意気込みを口にした。

「内容より勝利が欲しかった」エンダムとの再戦


村田は2012年のロンドン五輪ボクシングで、ミドル級の金メダルを獲得後、13年8月にプロデビューしたが、今回の特集では記念すべき初陣となった、当時の東洋太平洋王者・柴田明雄との試合もハイライトで紹介。

7年前を振り返った村田は、「大学(東洋大学)の職員をしていたので、そのまま安定した道を選ぶのか迷ったけれど、好きなボクシングを続けられて、さらにここまで深く知ることができてよかった。

(デビュー戦は)本来ならば僕と戦う必要のない柴田さんが受けてくれたので感謝しかない。あの試合はキャリアで一番か二番に緊張した」と感慨深そうだった。

2017年5月には、12戦全勝(9KO)と挫折知らずのままWBA世界ミドル級王座決定戦に臨んだが、ダウンを奪いながらもエンダムに物議をかもす判定で敗れた。

誰もが村田の勝利を確信した試合だが、本人は「野生の勘なのか(判定の瞬間は)イヤな予感がした」と明かす。「でも、 世界に通用するんだという自信になったし、ニュースになって知名度も高まったし、今となっては良かったのでは」とプラスに考えているという。

WBAの指令によって5ヵ月後に直接の再戦が実現し、村田は7回TKOの圧勝で戴冠を果たした。その時の心境については「解き放たれたという気持ちだった」と吐露。そして「内容よりも勝利が欲しかった試合。それをつかめて良かった」と加えた。

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