収録を終えた村田は、「自分の試合を見てみると、もっとこうすればいいな、ああすればいいなと思うところもあるので、そう思うとまだまだ伸びしろはあるなと感じた」と振り返った。
また、「ガードは固いし、パンチはありそうだなという感じですね(笑)。ただ、上半身の動きが少なく、ブロック主体なので、もうちょっと上半身の柔らかさがあればいいのになと、自分の試合を見て思った」と客観的な視点から“村田諒太”というボクサーを分析した。
新型コロナウィルス感染拡大がスポーツ界や社会に大きな影響を与えている現状については、「こればかりはスポーツ界がどうこう言っている状況ではない。感染拡大をしないように各自が意識を持つしかない」と言及。
「ただ、ネガティブにとらえても仕方ないので、これまではこんなに子供と一緒にいる時間がなかったので、今は家族で一緒に過ごしています。そういう時間に感謝しながら気持ちを切り替えていくしかない」と前を向いた。
所属ジムにも行けない状況が続いているが、「体で痛いところなどがあるので、そこを治す、リセットするいい機会かなと。その一方、やっぱり34歳なので、一度落ちたらなかなか復活できる年齢ではないと思っている。
ましてボクシングではピークに来ている時期かなと感じているので、それを逃さないように日々の生活をしないといけないと思う」と話した。
そして「年齢のことよりも、この状況がいつまで続くのだろうかという不安に関しては皆さんと一緒。そんな中で何ができるのかと考えたら、ボクサーとして(好調な状態を)完全キープは難しいかもしれないけれど、せめて活動ができるように衰えを最低限に抑えなければならないと思っている」とコメントした。
最後にファンに向けて「この2試合をいい感じできているので、またそのボクシングを見せられるように、できる範囲で錆びないように、来たるべき時、来たるべき試合に備えておきます」と力強いメッセージを送った。
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