草なぎ剛も興味津々? 山手線にデジタル放送PR列車が登場

2011/07/04 21:26 配信

芸能一般

デジタルのチャンネル番号をラッピング

テレビが7月24日(日)に完全デジタル化(岩手、宮城、福島の東北3県を除く)するのを直前に控えた7月1日、社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)、デジサポ、NHK、民放在京キー局、BS各局は共同で“山手線デジタル放送トレイン”の運行を始めた。これはJR山手線の車体や車内にデジタル放送のPRをあしらったもので、17日(日)まで内回り、外回りに合わせて毎日3編成が投入される。ことし6月24日の総務省調査によると、共聴施設やアンテナなど受信インフラの未整備でデジタルテレビに対応していないのは東北3県を除き全国で約33万5千世帯。そのうち圧倒的多数を南関東地域が占めていると見られ、この地域の未対応者に対し重点的にPRしようというのが狙い。

1日の始発列車に合わせJR大崎駅で出発式が開催された。ホームには、1号車は1チャンネルのNHK総合、4号車は4チャンネルの日本テレビといったように、関東キー局のデジタルテレビチャンネル番号と同じ号車に各局の広告が掲載された車両がお目見え。ちなみに、3号車はDpa、9~11号車はBS各局のPRがそれぞれ掲載されている。今まで地デジPRで全国行脚してきたテツandトモらも出発式に参加。持ちネタ「なんでだろう」の地デジ替え歌バージョンを披露し、出発を盛り上げた。

午後からは都内のホテルで“山手線デジタル放送トレイン”についての記者発表が行われた。約5年間地デジイメージキャラクターを務めた草なぎ剛も出席。登場するやいなやトレインについての質問を司会者に浴びせていた。あいさつを求められた草なぎは「少しでも役目を果たせたのならばうれしく思います。(普及世帯率は)99%ということですが、100%を目指したい。東北3県が先延ばしになっていることもありますし」とラストスパートを訴えるとともに、「テレビ新時代ということですが、これからが勝負。出演する者として、人と人とのつながりなどを地デジを通してリアルに伝えていければ」と今後の抱負を語った。また、「山手線クイズ」が催され、かつてよく山手線に乗っていたという草なぎが、問題「1周はだいたい何kmあるか」に対し「何度か寝過ごして何周かしたことがあります」とコメント(正解・約34.5km)。さらに、問題「山手線の駅は全部でいくつあるか」では「(寝ていたので)忘れちゃいましたね。30くらい?」(正解・29駅)と、面白コメントと近くて惜しい解答で会場を沸かせた。